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今春の締めくくり宝塚記念も、走らせる側の思惑、すなわちノーザン帝国のウラ事情を読めば勝ち馬が見える!近藤の妻たち、とうとう決着か!
今年の宝塚記念を考える前に、直近のG1レースをおさらいしてみる。
特徴的というか、引っかかるのは、やはりダービーから安田記念に繋がる福永、川田のスライド騎乗である。
上記の記事で書いたが、福永の手綱でダービーを勝ったシャフリヤールの前走、毎日杯では、新馬戦、共同通信杯と手綱を取っていた福永に代わり、何故か川田が騎乗してレコード勝ちを収めていた。
一方そのレースでの福永はというと、未勝利戦を勝ち上がったばかりだったキャロットFのルペルカーリアに騎乗するという謎の乗り替わりがあった。
そして本番のダービーで福永に再度戻りダービーを勝つわけだが、問題は、前走で川田がへぐった訳でもないのに本番で福永に戻ったことだ。この乗り替わりの謎がいまだに残ったままだ。
おそらく種牡馬価値を最大に高めるダービーという舞台で、走らせる側であるノーザンのいわゆる「大きな意思」による乗り替わり、そして結果だったと推測するしかないだろう。
そしてその流れで、今度は馬主サイドからの要望もあったと想像はできるが、なぜか戸崎を下ろしての川田ダノンキングリーが安田記念を優勝する。
私の長い競馬人生の中でもなかなかお目にかからないビジネスライクなスライド騎乗でのG1勝ちだった。若手からのスイッチはあるが、これらはどうみてもノーザンの大きな意思が影響したと言わざるを得ない乗り替わりであった。
この一連の流れの中で一番割を食っているのが、安田記念でダノンキングリーを下ろされた戸崎であることは間違いない。
しかも、宝塚記念の騎乗馬が、キャラ的に一番マッチしていると思われるいわゆる善戦マン的な馬カレンブーケドールという訳だからそりゃ人気にはなる。
しかも、ダービーで苦汁を飲まされた「国枝ーサトミ」を背負ったエプソムカップでも、戸崎サトノフラッグはザダル(キャロットF)というノーザン帝国のシナリオの中にあっさりと消えていったのだ。
やはりここはバランス的に戸崎の順番で、ウマキャラ的にもカレンブーケドールなのか?
しかしなぜか長い経験が「そんな単純ではない!簡単すぎる!これは罠だ」と教えてくれる。
その理由は社台ファーム生産馬の芝G1勝ちは、2017年のソウルスターリングのオークス以来無いからだ。
私の予想の根幹を理解している人は分かると思うが、友一の代わりにルメールを無理やり騎乗させたことは、40口のサンデーR会員へのアピールであるとみれば、ここ一番でルメールが騎乗したことによってクロノジェネシスのアタマは無いといえる。
そして、戸崎をおとりにした川田、福永、のスライド騎乗でのG1勝ちの流れから推測すれば、走らせる側であるノーザンから見て、クロノジェネシスの「ウラスジ」は、ルメールが下りたアリストテレスとなる。
キャロットはエフフォーリアが皐月賞を勝ち、レイパパレという連勝馬が川田騎乗のまま参戦、金子シロニイと旬子アルバは参戦するだけなのは周知である。
となれば、ノーザンサイドの中でここで一番割を食っているのは、ルメールを獲られた近藤英子アリストテレスではないだろうか?
母ブルーダイヤモンド、母母グレースアドマイヤともにノーザンF生産馬で近藤英子名義といういわゆる名門系統で、そのグレースアドマイヤからはヴィクトリーやリンカーン(ともに近藤英子名義)、そして三代母までさかのぼれば、ダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルド、ボーンキング、ミラクルアドマイヤを輩出する優秀なファミリーラインである。
今年の宝塚記念は、レースにおいての主導権は確実にノーザンにある。走らせる側の思惑、すなわちノーザン帝国の大きな意思を推測すると、ルメールはスライド騎乗したクロノジェネシスのウラスジであるアリストテレスに渾身の◎を献上する!
馬券も簡単!相手は川田レイパパレ、ルメールのクロノジェネシス、戸崎カレンブーケドールの3頭でいい。後は「どう買うか?」だけだ。