さだぼー@走らせる側に立って考える

馬は走る、だが走らせているのは人間だ。出馬表を見て、勝ちたい馬と勝ちたくない馬をまず見…

さだぼー@走らせる側に立って考える

馬は走る、だが走らせているのは人間だ。出馬表を見て、勝ちたい馬と勝ちたくない馬をまず見分ける事が予想の基本である。走らせる側に立って乗り替わりやローテーション、使い分け等を考えてみる。競馬が資本主義の中で行われている以上、馬主経済、厩舎経済をぬきにした予想はあり得ない。

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最低人気でスプリンターズステークスを勝ったダイタクヤマトを知っているか!

先週のオールカマーで、6人気だったロバートソンキーから久々に馬券を買った。デアリングタクトの凡走でケチは付いたが2点で買えれば御の字だろう。 伊藤工真という聞きなれない鞍上だったので調べてみると、なんとデビュー以来重賞レースでの連対が無い。G1レースでは掲示板に乗る事も無かった。そんな騎手がロバートソンキーに関しては菊花賞、天皇賞と大一番まで任されている。 「なにかある・・・」と思って調べたら、競馬学校時代に、当時厩務員課程だった林と同じ厩舎で学ぶ機会があり、林から「いつ

    • 今年のクラシックのキーワードは騎手の乗り替わりだ!大きな意思の前では騎手はただの駒に過ぎない!第89回東京優駿(G1)

      「ダービーだけは馬は関係ない。これまで日本の競馬を支えてきた馬主や調教師や騎手が引退前に順番でもらうご褒美的で、ホースマンのお祭りレースなんだよ」 はるか昔に先輩に言われた言葉だ。 確かに歴史を見ると、函館大経、高橋孔照、林義和、山島久光、矢倉玉造、大野市太郎、小柴辰之助、鈴木甚吉といった一門のエースだった騎手、調教師が引退前に順番に獲っていた印象がある。 それらの系譜に属する岡部、郷原、増沢、柴田政人、南井など、騎手会長を務めていた功労者が、引退前にご褒美で貰えるのが

      • 今年はやはりノーザンFのフェーズか。中でも早くから賞金加算をしてここを目標にキッチリ仕上げられたのはこの馬だ!

        まず気が付くのは、桜花賞を勝ち主導権を握るはずの川田将雅がフラワーカップを勝ったスタニングローズ、そして桜花賞を勝ったスターズオンアースに騎乗していない事だ。 重要なレースを勝った実績のある騎手が下りるのだから、クラブ側としてはそれなりの代替騎手を用意しなければならないという事でルメールとレーンに落ち着いたのであろうと想像できる。 その川田が選んだアートハウスが、幼馴染の中内田厩舎で、カタールレーシングの王族の馬だからしょうがないと言えばしょうがないのだが、ここは日本であ

        • ノーザンFの思惑を騎手の配置で読み解く!ヴィクトリアマイルの回顧。

          こんばんは。さだぼーです。 クラシック戦線真っただ中というのに、仕事に追われ全然投稿出来てないですが、相性のいい今週のオークスや、ダービーは頑張って投稿したいと思います。 さて、先週のヴィクトリアマイルでは、ノーザンF勢の騎手の配置から、狙いはソダシか、レーンのテルツェットだとtweetした。 やはり、勝ち馬は1頭なのに、クラブ馬を含めて出走しすぎの感もあったが、一口のオーナーさんに配慮するかのような一流騎手の配置は、逆にクラブ馬が勝負ではない可能性が高くなるのだ。 言

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          ダート界にも牝馬の時代がやってきた!第39回フェブラリーステークス(G1)

          ちまたに広がる「マンボウ」で休業中真っただ中なので実に暇である。ワイフや仲間と行く週一のゴルフも、今は週に2~3ラウンドに増えたので、ゴルフ代が比較的安い平日はゴルフで忙しい。 ゆえに土・日は暇すぎて昨日は7レースも手を出してしまったという事だ。金額は大したことは無いのだが、まんまとJRAの罠にはまってしまったのでちょっと反省している。 こういう流れの時は、普通はやらないのだが、まあG1という事もあって、フェブラリーステークス一本に絞って予想してみよう。 過去10年を振

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          2021年のデータをさだぼー的にまとめて、2022年の競馬を妄想してみよう!【騎手編】

          前回の妄想は【種牡馬編】という事で、いかがだったでしょうか? 過去のデータという事実に基づいた私の勝手な妄想ですから、賛否両論あるでしょうが、Twitterのいいね!やnoteのスキとか頂けるとテンションが上がるのでよろしくお願いします。 さて、今回は「人」にスポットを当てて妄想していきたいと思います。まずは【騎手編】から。 【騎手編】まず、騎手の年収から見てみましょう。騎手の年収となるのはおおまかに3つあります。レースで獲得した賞金の5%、騎乗手当、騎手奨励手当です。

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          2021年のデータを、さだぼー的にまとめて2022年の中央競馬を妄想してみよう!【種牡馬編】

          はじめに 2021年も終わりましたね。皆さん成績はどうでしたか?私は若干マイナスになってしまいました。馬券はマイナスサムゲームなので、今年はプラスの人もいるとは思いますが、やればやるほど、賭ければ賭けるほど、統計学上「大数の法則」によって回収率は限りなく75%付近に寄って行きます。 さいころを振って出る目が、最初は偏りがあるものの、何百回、何千回と振るうちに目の出る確率が全て6分の1に限りなく近づくイメージです。ちなみにサイコロはゼロサムですね。 普通に競馬を楽しんでいる

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          これが今年の本当の締めくくりだった!最後のさだぼー的ウラスジ馬はこの馬だ!第38回ホープフルS(G1)

          オールドファンの私にとっては、有馬記念の後に目黒記念とか重賞レースがあるのがすごく違和感がある。 今年も曜日的に有馬記念で終わりと思いきや、火曜日にまだG1レースが残っていたなんて正直驚いている。 日曜の競馬が終われば、月曜日には妻と友人たちとゴルフに行くのが毎週のルーティンで、火曜日から金曜日まではずっと米国株や仮想通貨の情報収集で忙しい。 週末ともなれば仕事も忙しく、競馬の事を考えるのは開催当日くらいになるので、前回のnoteでの「それでは金杯で会いましょう!」とか

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          ラストランのクロノジェネシスか?それとも最強3歳馬エフフォーリアか?第66回有馬記念(G1)

          今年ももう終わりに近づいてきた。最後の有馬記念くらいはビシっと決めたいものだ。 結論から言って、勝ち負けはクロノジェネシスかエフフォーリアだろう。 ノーザンが誇るこの2頭をダシに使って格上げしてくるような馬は他には見当たらない。この2頭での決着が濃厚と見るのが正解だろう。 問題はどっちが1着かだ。 3歳馬ではウオッカ以来のファン投票1位を獲得したエフフォーリアだが、過去にも触れてきたチャンピオンディスタンスである2,000mがこの馬の主戦場であり、2500mの有馬記念

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          サンデーサイレンスの奇跡の血量が爆発する!第73回阪神ジュヴェナイルフィリーズ(G1)

          今年から何となく始めてみたPOG。ベルクレスタ、ステルナティーアと2頭も出走することになった今年の阪神JF。 応援したくなる気持ちもあるが、2頭ともにここまでの経緯と前走の重賞レースでの敗戦から、G1を勝つイメージは薄くなる。 やはり狙いは、サンデーR2頭出しのウラで、C・デムーロにノーザンが用意したキャロットFのナミュールと言いたいところだが、それでは穴党の私の出番は無い。 結論から言うと、岩田望来の初重賞制覇はここだ! 今年ずっと岩田望来の初重賞制覇を追っかけて痛

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          世代交代がテーマの第72回チャレンジカップ(G3)と、出走馬が全て社台の第55回ステイヤーズステークス(G2)

          ■第72回 チャレンジカップ(G3)◎ジェラルディーナ 過去5年で3歳馬が4勝していることからも、来年に向けての「世代交代」というのがこのレースのテーマだ。 3歳馬を絡めノーザン系が2頭、社台系が2頭参戦。ラフィアンも2頭出しだが、やはり勝ち馬となると3歳馬を出走させる社台、ノーザン系が狙いとなる。 言ってみれば、戸崎からルメールにスイッチしてきたソーヴァリアント(社台RH)なのか、福永で3連勝中のジェラルディーナ(サンデーR)なのかといったところだ。 しかし気になる

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          第41回ジャパンカップ(G1)は、無事に社台SS入りが決まったコントレイルの本気の走りが見れる!

          前回のマイルCSの時に書いた通り、コントレイル、グランアレグリアを抑えて天皇賞を勝ったエフフォーリアの評価は、マイルCSのグランアレグリアのベストパフォーマンスでさらに高まったと言える。 さらにここでコントレイルがグランアレグリアに負けないパフォーマンスを見せることで、エフフォーリアはもちろん、グランアレグリアの評価さえも高まる。 ノーザンは、1600m、2000m、2400mというカテゴリーにおいて、3頭を使ってベストな方法でそれぞれの価値を高める。いわゆる「使い分け」

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          第38回マイルチャンピオンシップ(G1)は、天皇賞の着順を見ればおのずとわかる。

          今年のマイルCSを紐解くにあたってキーとなるのが天皇賞の着順である。 1着 エフフォーリア 2着 コントレイル 3着 グランアレグリア ノーザンがG1レースにおいていわゆる「使い分け」をするのは周知の事。さらにそれは距離によっても行われる。 かつて歴代最強馬の名を欲しいままにしたアーモンドアイも、2019年の安田記念ではインディチャンプ、2020年の安田記念ではグランアレグリアの勝ちに花を添え、最強時のアーモンドアイに勝った事で、それぞれの「勝ちの価値」を上げた。

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          JRA騎手の年収は?騎乗手当および騎手奨励手当など、ノーザンにどれだけお世話になっているのか計算してみた。

          皐月賞、菊花賞のクラシック勝ちで大躍進中の横山武史が、秋の天皇賞までぶっこ抜き、現在の日本競馬のTOP3である、ルメール、福永、川田を凌駕する活躍を見せている。 そこでこの若干22歳の横山武史はいくら稼いでいるのか、いくらノーザンに稼がせてもらっているのかを、2021/11/01現在のランキング上位騎手を中心に計算してみる。 騎手の収入はおおむね下記の4つに分かれる。 1、レースで取得した賞金額の5%にあたる進上金。 2、騎乗数に対する15,500円の騎手奨励手当。 3

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          社台SSにスタッドイン決定!事実上コントレイルは社台との共同所有となった。という事は・・・第164回天皇賞(秋・G1)

          昨日のスワンS(G2)は、マイルCS(G1)への出走権を賭けた前哨戦という事もあり、本番前の前哨戦が勝負と揶揄される「川田ーダノックス」のダノンファンタジーが予想通り勝ちを収めた。 18頭立ての内回り1400mの電撃戦とあってオッズも割れ、相手が絞れず単勝一本勝負だったので、370円は美味しい配当だった。 さて、天皇賞(秋)。 前回のNoteでコントレイルが社台スタリオンステーション入りした場合のシンジケートについて書いたが、1037号の「Sports Graphic

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          社台スタリオンステーションにスタッドインした場合、コントレイルのシンジケートでいくら儲かるのかを考えてみた。

          無敗の三冠馬コントレイルの参戦するレースが残り2戦となった。種牡馬入りが決まったらしいが、かん口令が敷かれているのか、社台が買ったのか?今だに公式な発表は無い。 コントレイルというこれから大金を産んでくれる高額ファンド商品に、社台とノースヒルズ、そしてクールモアまで絡んできているのだから慎重にならざるを得ないのも当然だ。 もし、コントレイルが社台スタリオンステーション(以後社台SS)に入る事になれば、社台と共同所有、すなわち運命共同体となるので、今秋の天皇賞やジャパンカッ

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