3分で読書感想文
在り方革命019☆
読書感想文の書き方と、フジミドリという名前の由来についてお伝え致します。
🌿 🌿 🌿
「フジ先生、助けて。夏休みの宿題が読書感想文なの。アタシ、受験でムリ😭」
『あはは~だよね。任せなさい👍』
「まず、あらすじを書くんでしょ」
『ラストの盛り上がり中心にね』
「え。全部書こうとしてた😱』
『アナタの選んだ本だと、壁に囲まれた動物のところへ鳥が来る。ねずみが連れ出されて気づく。壁なんてなかった!あそこかな』
「絵本でもいいの」
『もちろんだよ』
「読んで面白かったけど」
『そう。感想なんてそんなものさ』
「何を書いていいか、わからないの」
『まず、反対するんだよ』
「え。本に反対していいの(~。~;)?」
『心の成長をアピールするためにね』
「例えばどんな?」
『そうねえ。周りに壁なんてない』
「うち、マンションだもん」
『あはは~いいなぁ。それ使えるよ』
「アタシの周りには壁がない──」
『自分の体験を書けばいいさ』
「ウソ。自分のこと書いていいの❔」
『本を読んで、壁は心の中にあったと気づくわけ。つまりね、読んで成長したって、アピールするのさ。成長って心の成長だよ』
「背が伸びたら怖いもん」
『琴線に触れたら、言葉では顕せないさ』
「キンセンってお金?」
『ええっとね。琴ってあるじゃない』
「うん。知ってるよ」
『琴が鳴るみたいに、心へ響くのさ』
「じゃあ、コトセンじゃない?」
『あはは~コトセンかぁ😅』
「やだ。先生、笑わないでよ😡」
『ごめんごめん。思い出しちゃったよ』
「何を?」
『そう言って、ミドリに笑われたっけ』
🌸 🌸 🌸
「ミドリって誰?」
『奥さん。13年前に病気で亡くなったの』
「フジ先生、結婚してたんだ」
『入院してたけど、いよいよって時、病院で死にたくないって言うのね。だからさ、家に引き取って介護したわけ』
「そうだったんだ」
『夏の朝、一人で看取った。最後に、心配いらないからね。安心して逝っていいよ……そう言ったら、ミドリはウインクしてくれた』
「────」
『自宅でお通夜したけど、いったん帰ってもらったの。私たちは子供がいない夫婦で、猫のピキが娘代わり……皆が帰ると、押し入れに隠れてたピキが出てきてさ』
「うん」
『白い棺に飛び乗って、鳴きながら前足でカリカリやるわけ。小窓を開けたら鳴きやんでね。ミドリの顔を、じっと覗き込こむの』
「────」
『腹ばいになって、小窓の縁に前脚を揃えて小首かしげて見てた。そのまま棺の上で体を伸ばしてさ。気もちよさそうに寝てたな』
「ピキちゃん、お別れしたんだ」
『しばらくして、ピキも看取ったよ』
「……さびしかったね」
『ああ。寂しかった……』
『後悔したよ。もっと優しくしてたら。自分が許せなかった。3年過ぎて2月のある朝。目覚めたら、天井でキラキラ光るの』
「え。妖精さん?」
『声が聞こえた。チョコレートの代わりよ』
「ミドリさんのプレゼントだ💖」
『ふと名前が浮かぶの。フジミドリ。なんか書きたくなってさ。詩や小説。聞こえてくるの。なつかしい声が……サイトを選んでね』
「先生、書いたんだ」
『心が透き通っていったな。そしたら、読んで挿絵を描いてくれた人がいてね。詩や小説とピッタリなの。うれしかった🙌』
「よかったね(*⌒▽⌒*)」
『うん。ちょうどミドリの誕生日』
「ミドリさんが連れてきてくれたんだよ」
『ああ。きっとそうだね』
「さびしがってるから、先生」
『絵を描いてくれた女性も、つらいことが沢山あってさ。コメントをやり取りするうち、お互い癒されていったんだ』
「いいなあ。やさしい気持ちになる❇」
『会いたいねって話になったけど、東京と愛知だから遠くて……な~んてさ。ほら。自分のことだと、スラスラ語れちゃうでしょ』
「ちょっ、先生😲ねえ、どうなったの💦会ったの❔会ったんでしょ❕」
『オレのことはいいよ。入試に出ないから』
「出る!きっと出る!ぜーったいに出る!ねえ、お願い。お・し・え・て♡」
『出たら怖いじゃん。それより、アナタにとっての壁は、算数だったでしょ』
🌈 🌈 🌈
「そう。前の先生って、説明するの聞いてるだけ。眠くなっちゃうの。わかったねって聞かれて、わかんないって言えないもん😩」
『算数がキライだったな』
「フジ先生は、アタシに説明させてくれるでしょ。自分で説明するから考えるの。ホメられると、うれしくなっちゃう🎶」
『感心してるんだよ。問題も作ったね』
「わかったら、問題を作りたくなったの。超面白い。問題作ってると、時間忘れる⏰」
『そうだ……読書感想文の本を読む前は算数がキライで、読んだらチャレンジしたくなったということにしよう!』
「え~それって話を作ってるじゃん😲」
『だから作文って言うだろ😜』
「作るってそっちか」
『まず、書けた自分を設定する』
「いつも言ってる在り方ね」
『ムリって思いながら書くのは、ブレーキを握りながら自転車のペダル漕いでる』
「在り方って、どうやればいいの?」
『スッと思うだけ』
「カンタンだね!」
『書ける自分になりきっちゃう💃』
「できそうかも(*⌒▽⌒*)」
『3分だけ書く』
「急いで書かなくちゃ」
『気がついたら、けっこう書けてる』
「3分ならできそう♡」
🍀 🍀 🍀
イラストは朔川揺さん♡