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#41 七五三で変わった価値観
昨日は、3歳娘の七五三のお祝いで、神社で写真撮影をしました。僕ら4人家族に加え、僕の両親が長野県から、妻の両親が茨城県から来てくれ、総勢8人での撮影となりました。
突然ですが、僕は日本の風習や子どもの成長のお祝いイベントがあまり好きではありません。自分が写るような写真を撮ることも好きではありません。風習に倣ってお祝いをすることや写真という形に残すこと自体に、意義を感じられないのです。
けれども、今回の七五三の撮影で両親が集まってきてくれたことで、少し考えが変わりました。
親のエゴという思いが拭いきれない
過去、娘の1歳や息子の誕生のお祝いに、カメラマンにお願いして記念写真の撮影をしてもらいました。その時は予約から準備からほぼすべて妻がやってくれました。
今回の七五三も同じで、僕は正直気乗りしておらず、準備はほぼ妻に任せきりでした。妻はこういった写真を撮る機会が好きなようなので、やること自体に反対はしません。ですが、僕は気持ちが乗らないので積極的に準備に携われないのです。
こういう写真撮影の機会は、元々自分が好きでないことに加え、親のエゴだという思いがあります。子ども自身は着物を着て写真を撮りたいなんて微塵も思っていません。
事実、昨日の娘の着付けやヘアアレンジも、やり始めのうちは娘は全力で拒否していました。そこまでして写真撮る意味がどこにあるのだろう。そんな風に思ってしまうのです。
集まって写真を撮って変わった考え
先述のような思いを抱えながら、香取神宮に向かったわけですが、そこで少し考えが変わりました。
両家両親が集まる機会を作れた
まず思ったのは、写真を撮るという目的のもと、両家両親が集まる機会ができたということです。それぞれの両親に僕らは定期的に会っていますが、両親同士が会うのは4年半ぶりです。結婚前の顔合わせのとき以来でした。
写真撮影やその後の食事のときなど、娘や息子を中心に両親同士でも会話が弾み、とても充実した時間に感じられました。食事の後には、娘も2人のじいじばあばと交互に遊んでもらえて大喜び。へとへとになるまで存分にはしゃいでいました。
会話の中では、僕や妻の子どもの頃の話も出ました。自分や妻のこれまで聞いたこともないエピソードがいくつも出てきて、思い出話で盛り上がっていました。自分たちも初耳の内容もあり、とても楽しい時間でした。
両親同士が顔を合わせる機会は、この先、子どもが大きくなるにつれて減っていきます。呼ばなければ無いかもしれません。数少ない機会の1つを作れたことは、みんなにとって良かったと思えました。
子どもの成長を見せることは親孝行なのかも
着飾った娘や生後3ヶ月で体重が2倍になった息子を両家両親がみて、素直に喜んでくれました。孫の成長を感じられることは、僕ら親と同じように嬉しいことなのでしょう。
先日、妻の父型の祖母が亡くなったこともあり、家族親類で過ごす時間はとても貴重なのだと思い直しました。
平均寿命や一般的な家族構成を考えると、親と子が過ごす時間よりも、祖父母と孫が過ごす時間の方が圧倒的に少ないでしょう。
両親が元気なうちにたくさん娘や息子の姿を見せてあげたいし、娘や息子にもたくさん遊んで思い出をつくってもらいたい。だから、こうして会える機会を作ることは、1つの親孝行かもしれないなと思えました。
思い出を切り取る写真
僕が気乗りしない写真ですが、きっと昨日の写真をみると、その時の思い出が蘇ってくるのでしょう。
・朝食をホテルで一緒に慌てて食べたこと
・着飾った娘がはじめははしゃいでいたこと
・娘がだんだん待ちくたびれてきたこと
・いざ撮影のときは顔を見せてくれなかったこと
・結局8人全員がカメラをみた写真はないこと
・とても天気が良かったこと
・昼食を8人で楽しく食べたこと
・娘がヘトヘトになるまで両親が遊んでくれたこと
ひとたび写真をみれば、色んな思い出が連鎖的に想起されます。写真をみて、みんな楽しい思い出話ができるのであれば、写真で残すのもそれほど悪くないかなと思えた1日でした。そして、毎日娘・息子の顔を見れない両親にとっては、娘・息子の写真は僕ら以上に貴重なものなのでしょうね。
終わりに
楽しく充実した1日を過ごし、みんなで集まって子どもの成長のお祝い写真を撮ることの良さを、少し感じることできました。
このような機会を、これから先も定期的に作っていけたらと思えました。
そして最後に、妻に一言。
これまで準備に携わらなくてごめんなさい。
これからは一緒に考えて準備するね。
いつもありがとう。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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