#114 子どもに学ぶアウトプット術
以前、子どもに学ぶ「失敗の捉え方」を投稿したが、本日はその続編風な内容。
子どもに学ぶ「アウトプット術」を書いてみる。
僕には3歳の娘がいる。言葉を覚えるのが得意なのか、親の会話を良く真似ている。絵本に出てきた恐竜はほぼ覚えていて、多分20種類くらいは名前を言える。
親としても感心しているところだ。
一体どうやって覚えているのか、何となく観察していると、1つの答えにたどり着いた。
高頻度でごっこ遊びをし、よく喋っているのだ。
テレビの前にイスを置き、テレビをパソコン画面に見立ててお医者さんになる。患者のワンワンのぬいぐるみを別のイスに置き、「今日はどうしたの?」と聴く。「お腹が痛い」と親が言えば、薬を出してくれる。薬を渡したら次の患者、ダンボちゃんがイスに座るといった具合だ。
全部、自分が風邪を引いて病院受診したときの様子を見聞きし、真似ている。
恐竜の名前にしても、絵本に出てきた恐竜の名前を片っ端から聞いて、親に続いて発音するのである。
「これなあに?」
「アンハングエラだよ」といえば
「あんはんぐえら?」と聞き返す。
なるほど、そうやって覚えていくのである。
親の会話も良く聞いて真似している。妻の口癖を真似て、どこかにぶつけたら「Ouch!」と言っている。意味がわかっているかは不明だが、使い方は合っているのだ。
全部、見聞きしたものをそのままアウトプットしているのだ。そして、遊んでいる時間ほぼすべてアウトプットだ。
そりゃ言葉も覚えるし、どんどん身になるわけだ。しかも、間違っていようが全然気にしていない。正しくアウトプットしようとなど思ってもいない。楽しいから遊んでいるだけ。それがよくよくみるとアウトプットになっているのだ。
ここから学ぶことは3つ。
学びはアウトプットにある
アウトプットできて初めて身になる。書籍を読んだり、講義を聞いたりするだけでは、何となくわかったつもりになるが、実は何も身になっていない。翌日にはほぼ忘れている。書いたり、話したり、人に説明することで、アウトプットになるのだ。
そして、そのアウトプットの根源はインプットからなる。繰り返しが大事なのだ。
間違いを恐れない
子どものアウトプットには、間違いがいっぱいある。特に日本語の助詞の使い方は半分は間違っている。子どものうちは間違いを恐れることもなく、どんどん発する。
ところが、大人になると間違っていることを恥ずかしく感じてしまい、正確にできるまでアウトプットしなくなってしまう。英会話が良い例で、正しく話せるまで人と話さないと、いつまでも上達しない。
楽しいと思えるか
子どものアウトプットは大人からみたら遊びである。楽しいのだ。だから続けられる。好きこそものの上手なれ。楽しみを見いだすことが、習得の鍵なのだろう。
子どもという遊びとアウトプットの達人がいると、自分のアウトプットなど大したことないなと思ってしまう。どんどんアウトプットしていこう。アウトプットするから身になり、身になるから楽しく続けられる。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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