ARMYじゃ無いけど
推しって言葉は娘に教えて貰った、子供の頃ジャニーズとか西城秀樹とかのアイドルに興味が無かった。
別にそんな人間も居るとは思うけど、大人になったら余計に興味は持て無かったよね。
音楽は好きで聞いていたけど、専門家でも無いし、ただ単に好きだって云うだけだった。
この曲のアレンジでバックのドラムのビートが好きとか言うと、子どもには「何か歌ってる人とは違うとこ行っている。」と言われた。
娘には推しが居て、長女が居た頃には長女は刀剣乱舞の誰かが好きだったみたい。
知らんけど、一緒に映画に行こうと誘われて行った記憶がある、本人は既に2回見ていたのにね。
三女が東京から帰って来て、BTSが好きと公言していて、フーンヒップホップグループなんですよねとか考えていた。
「お母さん、絶対にええから聞いた方が良い、ヒップホップだけや無いんやからバンタンは。」
三女が言った、別に私に認めて貰わんでも、人気あるんやろええやん、何だかねこの年で恥ずかしいって思ったりしたんだよね。
「私はね、バンタンの魅力をもっと沢山の人に知ってもらいたいんよ、家族やったら余計にね。」三女がそう言って、毎日音楽を流している。
「私も好きやわ、バンタン良いね。」次女もそれからKPOPも好きに為った、基本的にはサムスミスとアデルが好きみたいだけどね。
私も聞いて驚いた、声が良いんだよね、ヒップホップじゃ無かったん??
「お母さん、ヒップホップに偏見持ちすぎ。」三女が教えてくれた、ヒップホップと言っても様々なのだそう。
私は特にジョングクさんが良いなー、声が変幻自在、歌によって変えるから、歌い方や声に出し方が凄いんよ。
普通の人は歌を聞くと大概、その人風の歌い方や声が出ると思うけど(個性が無いって訳では無いよ)彼の場合、歌で変わっている。
人間の声って楽器なんだなと感じさせる声、どの曲も自分の声の曲にしてしまってるんだよね。
そのジョングクさんのアルバムが出た~、早速聞いたんだ、聞くだけじゃ無くてパフォーマンスも動画で見たりしたんだよね。
すんごく良かった、どの曲にも声が合っていて、作り込んでいるのに自然で、マイケルジャクソン風の「Standing Next to You」はMJをリスペクトしているけど、確実に自分音、声も凄く良いし、音の取り方も独特で、ダンスもキレッキレ、良かったから何度も見返しちゃった。
「ゴールデン良かったよ。私はアーミーじゃ無いけど。」娘に言った。
「いや、そこ迄聞いているのはもう既にARMYなんよ、見すぎやろ。」三女が答えた。
「違うで、お母さんの場合はググペンなんよ。」と次女が言う。
チャウチャウ、私はタダの音楽好きなんだよ、あんまり音楽知らんけど。
ARMYじゃ無いけど、好きなんだよ。