自分専属の神様を知っていますか?
日本人には、生まれる前から死んだ後まで、あなただけを守ってくださる神様がいます。それが、 一生の守り神である産土(うぶすな)の大神様です。
あなたは自分の産土の大神様をご存じですか?
昔は産土の大神様を知ることができるのは限られた人だけで、それができるだけで最高の開運につながると言われていました。
現代のわたしたちも、自分だけを守ってくださる神様のことを知ることができて、その神様とコミュニケーションがとれるのは、大変運が良いといえますね。
産土の大神様(産土様)とは
自分だけを守ってくださる産土の大神様は、人間でいえば親のようなご存在。八百万の神様の中で、あなたと一番ご縁の深い神様です。わたしは親しみを込めて、産土様とお呼びしています。
産土様は、生まれた土地にいる土地神様の一柱(神様は一人でなく、一柱と数えます)。その土地で生まれたあなたを専属でお守りくださる、とてもありがたいご存在なのです。
※ここで書いているのは、古神道に基づく考え方です。現在の神道でいう産土様とは異なりますので、ご了承ください。
産土様はいつ決まる?
神道には、「一霊四魂(いちれいしこん)」という言葉があります。これは、人には四つの魂とそれをコントロールする直霊(なおひ)があるという考え方。
人間は、直霊の大神様という神様から、直霊を分けていただいて生まれてきます。神様から分霊(わけみたま)をいただいて生まれる人間は、神様の分身ともいえますし、内側に神性を持っているともいえますね。
新しい命が芽生えて3か月目くらいに、その命を担当してくださる産土様が決まるといわれています。安定期が過ぎて、この世に生まれることがほぼ決まったころに産土様が決まる訳で、そのときからずっと産土様が守ってくださるのです。
産土神社リサーチでは生まれた時にお母さんが住んでいた住所で調べますが、そこに引っ越して間もない時などは妊娠3か月のときの住所所で調べます。それは、こういう理由からなのです。
産土神社とは
産土神社はあなたが自分の産土様とつながれる神社で、あなたにとってご縁の深い、どこよりも大切な神社です。有名な神社、大きな神社に行くよりも、まず行くべきは産土神社!
生まれた所に近い神社になりますが、産土神社は産土様との神縁で決まるため、物理的に家から一番近い神社とは限りませんし、同じ家で生まれた兄弟姉妹でも、産土神社が違うこともあります。ですから、産土神社を調べるには一人一人リサーチする必要があり、そのリサーチは神事として行います。
ご自分の産土神社を知りたいと思ったら、わたしもリサーチしていますし、ネットで検索するとリサーチする人が何人も出てきます。対面でする場合もありますが、多くは必要な情報を伝えると遠隔でリサーチして、結果を知らせてくれます。
また、産土様は生まれた土地の土地神様で、人間が名前をつけている神社のご祭神とは異なります。自然神ですから、稀に、神社ではなく山や石などに宿っていることもあります。ただし、普段はお社にいらっしゃらなくても、拝殿で「わが産土の大神様」と呼びかければ、すっと目の前に来てくださるので安心なさってください。
産土様と仲良くなって開運するには
自分の産土神社がわかったら、なるべくはやくお参りするのがお勧めです。神様はすぐに行動する人が好きですし、親のようなご存在にご挨拶に行くのは当たり前ともいえます。
神社では願い事をしてはいけないという説もありますが、産土様はあなたの幸せを第一に考えて、願いを叶えてあげようと思っています。これまでは知らなかったとはいえ、そんなにありがたいご存在に心を向けないのは、申し訳ありませんね。
産土神社では、自分のしたいこと、叶えたいことを具体的に神様にお話しましょう。そして、「それを叶えるために自分は~をしますので、後押しをよろしくお願いします」と宣言をしつつ、後押しをお願いしてください。
困っていることや悩みがあるときには、その状況を伝えて「これを改善するヒントを教えてください」というのもいいですね。ヒントをいただいたら、それに基づいて行動しましょう。
産土様であっても「なんとかしてください」のように全部丸投げの神頼みはNGです。自分でできることは精一杯力を尽くして、その上で後押しをいただくという姿勢が開運につながります!
産土神社に定期的にお参りをして、その都度、産土様とコミュニケーションをとって(神様に何かを伺っても言葉で返ってくるとは限りません。風や香り、暖かさ、蝶が飛ぶ、雨がふるなど、さまざまな形でヒントやサインがいただけます)、仲良くなってください。神様に可愛がられると後押しもたくさんいただけるようになり、人生が好転します。
産土神社にお参りして、自分の産土様と仲良くなることは、人生の基礎固めになります。木でいえば、根をしっかり張るイメージ。いくら枝葉をつけて飾っても、根っこがぐらぐらしていては花が咲きません。人生の花を最大限に咲かせるためにも、根をしっかり張って、開運しましょう!
産土神社が遠いとき
産土神社は仕事や人間関係、縁結び、恋愛、心願成就、病気平癒など あなたの願いが一番叶いやすく、あなたにとって一番大切な神社です。といっても、今は生まれた土地にずっと住んでいる人の方が少ないのが現状で、なかなか産土神社にお参りできないこともあるでしょう。
でも、心配することはありません。現在のお住まいの近くには自宅の鎮守神社があります。親である産土様が近くにいる親戚の伯父様のような鎮守様に依頼して、あなたの担当になってくださっているのが鎮守神社です。
日ごろは鎮守神社にお参りして鎮守様と仲良くなり、できるときには産土神社にお参りしましょう。
安心して生きられるようになる
生きているといろいろなことがあり、良いことばかりとは限りません。今のようにコロナの流行という自分ではどうにもならないことが起きたり、それによってさまざまな影響も出ます。自然災害があったり、個人的に迷ったり、困ることもあります。
でも、産土様と仲良くなると、いつも守っていただいていると感じられて、たとえ辛い状況になっても頑張れるようになりますよ。
自分一人だと思うと心細く、どうすればいいのかわからないときでも、専属の神様が常に守護してくださっていると思えば、心強く、大きな心の支えになりますし、
死んだ後までお守りいただけるので、死に対する不安や恐怖がなくなり、心穏やかでいられます。
わたしも十数年前に自分の産土神社にお参りするようになってから、健康や仕事など、いろいろな面で人生が変わり、
はじめは考えられなかったことですが、今では導かれるように、仕事として産土神社リサーチをするまでになりました。
交通事故にあったときも、大きな病気や手術をしたときも、大震災のときも、お守りいただいているおかげで、網の目を潜り抜けるように危険を避け、無事に生還しました。
産土様のご存在は本当にありがたく、毎朝、神棚に手をあわせています。
◆産土神社リサーチをご希望の方はこちらからどうぞ!
【お知らせ】
このたびご縁があって、産土様や産土神社、神社や開運について、
拙著『今日からはじめる幸せ習慣』を深堀りする
9/26に開運ZOOMセミナーをすることになりました。
あなたのご参加お待ちしています(^O^)/
追記:お陰様でセミナーは無事に終了しました。
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