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台北のPlay design hotelの魅力|また泊まりたい台湾のホテル


台湾を訪れたのは、去年(2019年)の秋のことで、
新婚旅行として選んだ場所だった。


産まれて初めての、憧れていた台湾。


どこに行こっかな?
なに食べよっかな?
なにをしよっかな? の他に

どこに泊まろっかな?
のワクワクセンサーも、しっかりと旅計画のリストに入れた。


何かに書いてあったのだけれど、
最近の台湾のホテル事情は
物凄く”面白く”進化してるらしい。

というのも少し前までは、トイレにドアがなかったり、
稀に、部屋にひとつも窓がないようなホテルなんかもあったんだとか。


最近は、
若者がリノベーションして作ったゲストハウスが増えてきたりしていて、
こだわりのある”おしゃれなホテル”が増えている。

ほほう。物凄く、気になる。

さっそく私は、
Instagramだったり、ホテル選びサイトだったりを駆使して、
おしゃれそうなアイキャッチ写真を見つけてはクリックを繰り返し続けた。

ここもいい、ここおしゃれ!

そんなふうにブックマークと睨めっこしながら
最終的に決めた台北のホテルのひとつが、

Play design hotel(プレイデザインホテル)

アートで作られたホテルだった。


縁あって、この新婚旅行での台湾旅で、
初日と最後の日、合計2泊宿泊させてもらうことになった。


最高におしゃれでかっこよかった2部屋を
写真と合わせて紹介していこう。



正直なところ、
これから台湾へいく全ての人に、
おすすめできるホテルなのかと言われると、
ちょっと考えてしまうのだけれど、


アートが好きでちょっと変わった個性的な友人には、
ぜひ一度は宿泊して欲しいので、おすすめしたいホテル。


台北市街の大通りから少し入り、
住宅街や学校など、生活の一部に馴染んでいて、
一見、外からはホテルがどこなのかわかりづらいけれど、

とにかく、とにかく素敵なホテルだった。



30分におよぶ「部屋のプレゼンテーション」

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「東京の浅草や日本橋にも、似たようなビルがあったな。」

なんて、つい思ってしまうようなビルの下でインターホンを鳴らし、
ビルの扉の施錠を解除してもらう。

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趣のあるエレベーターに乗り、ホテルのある5階へとのぼる。
エレベーターのボタンの丸さがなんだかすごく可愛くて愛らしい。

このホテルは、
古いビルの5階部分の1フロアをリノベーションしたホテルになっている。

全部で5部屋あるホテルの部屋は、
それぞれデザイナーが思いを込めてデザインしたアートな世界になっていて、
5部屋全ての部屋の形からインテリア、コンセプトが異なっている。

部屋全体から、細部の雑貨まで全てにこだわりがあって
意味のあるものだけを置いてあるのだと、スタッフの方は流暢な英語で説明してくれた。

フロントで受付をしてから部屋の案内が終わるまで、英語での“プレゼンテーション”の時間は30分を超えていたほど。


こんなにもこだわりが感じられるホテルは、生まれて初めての体験で、物凄い衝撃を受けた。


だけどひとつ残念なのは、
7割くらいの英語を聞き取れなかったこと。

曖昧な相槌を繰り返してたこと、
スタッフの方に気づかれていないこと祈って。



旅のはじまりは、502号室から

初日は、ホテルの中で2番目に広いという502号室に宿泊した。

部屋にはキングサイズのベッドがひとつと、
テレビの前に大きなラグが敷かれたくつろぎのスペース。

充分すぎるほどの、明るさと開放感。


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ひとめ見ただけで、なんの変哲もない鳥かごのオブジェは
実はBluetoothで繋ぐスピーカーだったり、


デスク周りには理科の実験で使うような顕微鏡も置いてある。

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見渡す限り、不思議なものばかりで、とにかく楽しい。全てのものに触れて、つい遊びたくなる。


入室のタイミングで、人の手の油にある菌を発酵させて作るアートを体験をした。


ガラスプレートの上に、私と夫の人差し指をそれぞれ乗せ皮脂油を取り、ガラスの容器で蓋をする。
時間が経つと、その菌が目に見えるアートとなるのだそうだ。


さすがに滞在中には菌が形として出ず、見ることはできなかったけれど、もうそろそろアートとして、形が出ているのだろうな。


だけど、対面するのは少し恥ずかしい気持ちもするので、もどかしい。

できれば、綺麗な繊細な形をしていて欲しい。

そんなことを日本にいながら、台湾へ想いを馳せる。

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水回りも広々として、おしゃれで、ちゃんとドアが閉まる。(台湾はトイレにドアがないこともあるらしい)

バスタブこそないけれど、ガラスで仕切られた、おしゃれなシャワールームに、
広く大きな洗面台、そして乾燥機付き洗濯機も完備されていた。

完璧すぎるほどに、完璧だった。


ただ、ホテルのルームウェアだけは、
どうしても着ることができなかった。


なぜならば、シャツの脇に、毛を表現している茶色いワタがついていたから。
あれはどう理解したらよかったのか、英語での説明も聞き取れず
結局、日本から持ってきていた部屋着を着て過ごした。



旅のおわりは、505号室で

最終日は、コンパクトサイズの505号室に宿泊した。

シャワールームと洗面台が一体になっていて、
シャワーを浴びた後に歯を磨こうとすると足がびちゃびちゃに濡れること以外は

とても快適な部屋だった。

もちろんトイレにはドアがある。


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コンパクトといっても
日本のビジネスホテルの狭さではなく、
キングサイズのベッドスペースと、くつろぎスペースがしっかりと確保されていた。

そしてこの部屋にも、乾燥機付き洗濯機完備。


台湾では、ポピュラーな設備なのだろうか。汗かき人種には、ありがたき設備。

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どのような意味があって、どんな使い方をすれば正解なのか、
正直わからないものもたくさんあったけれど、


今まで宿泊したことがある他のホテルでは体験をしたことがない、”経験”をさせてくれた

Play design hotel


また台湾へいくことがあれば、
次は一番大きな部屋に泊まってみたい。

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