あの出来事があったからここにたどり着いたってこと、ありませんか?
生きていると、いいことばかりではなく悲しい出来事も起きるものですが、何年か経って、あの!つらいことが無かったら、今、まさしく、ここに立っていなかった。
なんて不思議な運命のような人生の道筋って、あるんですよねえ。
そういうことは、本当に後からわかるものなんです。
私は21歳になる1日前に鹿児島から上京しました。
この時、私は失恋して思い切ってすべてをリセットしたのでありました。
そうでなければ、故郷の鹿児島でずっと生活していたかもしれません。
現在はもう、関東の生活が36年。すっかり鹿児島で過ごした日々よりずっと長くなってしまいました。
そんなふるさと鹿児島は大好きな場所ですが、帰省するのは年に1回くらいなので実はあまり鹿児島を知りません。
しかし、なぜか?鹿児島に帰ると素になれるのが不思議です。
いくつか鹿児島のご紹介を兼ねて旅の思い出を書いていきたいと思います。(もはや地元民ではないので、あくまでも観光目線です。)
2016年秋
熊本地震での九州応援の『ふっこう割』で、当時20年勤めた職場を退職して、無職でしたので、ゆっくり鹿児島で過ごそうと1泊はホテルに宿泊です。
ふっこう割(12000円引き)を使ってホテル1泊込みで
20000円を切った金額で帰省出来ました。
今回はANAの旅作で城山観光ホテルをチョイス。
空港バスで鹿児島中央駅に着きました。
実はこの中央駅は九州新幹線が通る前は「西駅」と呼ばれていて、普通に市場がある地味な駅でした。
こんな観覧車もある都会になるとはねぇ。
こんな、アミュプラザとか観覧車とかのコジャレたところも学生のときはなかったし、私の遊び場は天文館でしたから。。(天文館という繁華街が中央駅より、少し離れた場所にあります。)
さて、市内に入ると、独り言が鹿児島弁に
切り替わります。
「どこからきやしたとー?」
「とーきょーです。」→実は埼玉なのですが。
と答えるのですが、アクセントが、もろかごんまじゃっので、バレます。
鹿児島って、知らない人にでも気軽に話しかける文化があって、市バスに乗ってると、けっこう話しかけられるんですよ。
到着が夜でしたので、駅ビルの「ざぼんらーめん」に寄って夕ごはんにします。
鹿児島は、博多のトンコツラーメンとは、又違い
豚や鳥、鯖節、などブレンドのスープになっています。
ここは、女性向きで小さいサイズがあるのがお気に入りです。
そして、鹿児島ラーメンに欠かせないのが
大根のおつけもの。たいてい、食べ放題になっています。(アッサリなので、いくらでも食べられます。)
鹿児島で育ったのですが、城山観光ホテルに泊まるのは初めてです。
鹿児島では一番見晴らしのいいところにあり、このホテルの格は昔から圧倒的でした。
中央駅から送迎バスがあります、城山観光ホテル。
何といっても鹿児島ではですよー。
デパートは《山形屋》
ホテルは《城山観光ホテル》→(結婚式も地元では
格が上なのは!ここだしね。)
白熊は《むじゃき》
お土産のかるかんは《明石屋》→(私が好き)
鹿児島で育っていながら泊まったことがない
城山観光ホテルにお泊まりは、とてもうれしかったです。
お風呂も露天風呂でのんびりできて
サイコーですね。
ホテルに薩摩切子の展示コーナーがあったのですが、
ぜひこちらも高価ですが、お土産におすすめです。我が家にも、たったひとつですが、緑色のロックグラスがあります。
復元の金赤は、ライトがあたるととても綺麗です。
この薩摩切子は職人さんがひとつひとつ作っているもので、細やかなカットが素晴らしいです。
そして、たまたま、ホテルのお土産コーナーで見つけた
《はげあたま》
という、焼酎が気になりすぎて
眠れませんでした。
初めて泊まった城山観光ホテルでゆっくりして
翌日実家に向かうことにします。