尾道のゲストハウスに泊まって気づいたこと
前回の記事はこちらからどうぞ~↑
尾道のお宿は、尾道の雰囲気を味わえるところがいいな、とたまたま見つけた『いろは荘』さんにしました。
メールのやり取りで前日に鍵の暗証番号が送られてくるセルフチェックインを取り入れています。
宿への行き方は動画で紹介されていて、方向音痴の私でも、わかりやすく
「あ、ここを右に行くのね」と、ちゃんとたどり着くことが出来ました。
途中、後ろを振り返り、足元を見るとけっこう急な階段です。
宿の玄関に着いたときはほっとしました。
たまたま宿に長期ステイされている方もいたので、
冷蔵庫など、設備のことを聞いてお部屋にいきます。
ドミトリーはなくて、すべて個室です。
古民家をリノベーションしたお宿で、シーナと一平っぽさを感じて嬉しくなりました。
内装も昭和レトロです。
ちょうど夜に宿の女将さんとお会いできて、こたつのある茶の間で飲みながらお話しました。
いろは荘さんもコロナ前は外国のゲストがかなり多かったそうです。
今現在は、外国の方が来なくなり、長期滞在の日本の方を募集していて何部屋かはシェアハウスのご利用も可能だそうです。
古民家をリノベーションされているということで、(シーナと一平)と部屋数も同じくらいで宿オペレーションもほぼ同じような感じです。
女将同士「宿アルアル」の話で盛り上がりました。
コロナ前は、チェックイン、チェックアウトも有人でなるべくゲストとコミュニケーションを取るようにしていたそうなのですが、部屋の掃除、セッティング、夜遅くまでの待機など稼働時間が長く自分の時間はほとんど持てなかったそうです。
コロナ後は、少し時間にゆとりが出てきて、それまでの生活を振り返って、
「もっとゆったりでいいかな?」と感じられたとおっしゃってました。
私自身もコロナ前、外国の方がたくさん宿泊されていて毎日毎日めまぐるしく過ぎ去っていって、人に疲れるというか(もちろんお客様と接している時は楽しいです。)休みの日には誰にも会いたくなかったりと、疲弊していることもありました。
ゲストハウスはお客様で居るのと、迎える立場とは、やはり逆のこともあります。
どうしてもゲストにゆったり過ごしてもらおうとすれば、スタッフは大忙しになるわけです。
特にいろは荘の女将さんは、オーナーでもあり現場もほとんどお一人でやってらっしゃったそうなので、それは大変でいらっしゃっただろうなと、ただただ尊敬するばかりです。
私もこの2年間で、趣味の映画をたくさん観たり街中を散歩したりと、かなり時間にはゆとりがありました。
もしかしたらゲストハウスも今後、今までとは違う形になっていくのかもしれませんが共に地域を愛する気持ちは変わらないです。この場所が好き!という想いが人を呼び寄せるのかもしれません。
「自分にゆとりがないと、ゆとりある空間は生まれない」
のんびりしたり、ぼーっとしたり、ゆったりするのは何よりも大事なこと。コロナ禍の2年間を過ごし、そんな事を思いました。
尾道の、この宿で過ごす時間もゆったり流れるような心地よさでした。
女将さんとお話出来たのもとても嬉しかったです。
翌日の尾道の過ごし方をお聞きしたら、ある島をオススメしてもらいました。
1泊しかしなかったのを後悔しながら、翌日は島へ渡ります。
つづく。