何かと迷惑をかけるあなただけど、それがないとあなたではないんだよ(桜島くんへ)
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鹿児島語、日本語のバイリンガル、さちこです。
全国でも鹿児島の方言は、わかりづらい言葉が多いのではないでしょうか?
いちばん、鹿児島弁を表しているのが
「茶わん蒸しの歌」
『うんだもこら いけなもんな
あたいげんどん ちゃわんなんだ
日に日に三度もあるもんせば
きれいなもんごわんさー
ちゃわんについたむっじゃろかい
めごなどけあるくむっじゃろかい
まこてげんねこっじゃ
わっはっは』
翻訳はご自分でね。
以前、NHKの大河ドラマ「西郷どん」では、字幕付きで放映されていました。
そんな(せごどん)ドラマのロケ地、仙巌園に行ってみたくてシティビューバスに乗ってみました。(2018年)
乗り放題チケットもあります。
今は仙巌園という格式あるみたいな庭園ですが、私が小さい頃は《磯公園》と呼ばれ、小学生の遠足コースになってました。
鹿児島のジモティは、よそから来た人を連れていくぐらいなので、なかなか訪れません。
私も何十年ぶりかも!です。(子どもたちが幼少の頃行った記憶あり)
とてもキレイな庭園で、お散歩に最適です。
晴れた日には!
桜島の絶景が見えるはずですが、今回は恥ずかしがりやさんの頭隠して尻隠さずのテイでした。
奥の方まで散策すると
もののけ姫に出てくるような、味わい深いパワースポットにもなっています。
しかし、やはり!
ここまで来たら!
《ぢゃんぼ餅》じゃっでしょう→(でしょうか?)
園内の、このお店はぜひにです。
2本のクシに刺さってるので
両棒餅(多分中国のリャンバンという読みが訛ったものと言われてます)
公園の隣の、集成館という博物館で歴史を学ぶこともできます。
そのお隣には、スターバックスコーヒーも
レトロチックな外観になっていますので、ゆっくりしたい方は、こちらへもどうぞ。
さて、
帰りもシティビューバスで、港があるドルフィンポートで降りました。
やはり、桜島は噴煙をあげていた方が絵になりますかねー。
残念ながら、こちらのドルフィンポートという、複合商業施設も2020年3月で、全店閉店になっています。
港からは桜島フェリーや、離島へのアクセスの港になっています。
ドルフィンポート内のリカーショップでは、これでもか!!と焼酎が並んでおりました。
それはそうと、
鹿児島の道路に積もった灰は「克灰袋」という、黄色いビニール袋に入れて所定の場所に置きます。鹿児島には、燃えるごみや、リサイクルゴミなどと並んで、灰を捨てる日があるのです。
雪かきと同じで、灰が降るシーズンは、家の前の灰を掃き除く作業があるので大変です。
除灰車も、市内で走ってます。市内は主に風向きで、夏が、ドカ灰の季節です。
桜島の噴火した後の、ドカ灰には、学生時代特に悩まされました。
ド、ドドーンという、音と共に真っ黒な噴煙が、こちらに向かってきて、パラパラと黒い砂が、降ってくるんです。
「やっしぇん!ドカ灰ジャー!」と、逃げるもすでに遅し、、、、
白いブラウスに転々と黒いシミがつくんです。あと、車も悲惨なくらい、ガリガリとワイパーで、ガラスをこすります。
サンルームのような、洗濯物干し場がある家も多いです。
今は懐かしいですけど、
住んでる時はたまったもんじゃありません。
それでも、
鹿児島のシンボルは《桜島》と、西郷隆盛でしょうか?(あまり、鹿児島にいるとき、西郷(さいごう)さんのことを、せごどんと呼ぶことは、なかったです。)
☆次回の《旅の記憶》は東北紀行です。