つきぬける光の彫り『君は隅田川に消えたのか』駒村吉重
『君は隅田川に消えたのか』ー藤牧義夫と版画の虚実
読みました。
この本を一言で言うなら
「若くして行方不明になった版画家・藤牧義夫にまつわる謎を追う長編ノンフィクション」
なのだけど、
この本はミステリーなのか、、、
藤牧義夫ってすげーぞ!、と藤牧義夫作品を絶賛してるのか、、、
私は、藤牧義夫作品の
鋭さ
光の表現ー突き抜ける光・ぼーっとした光
単純な美しさ
に惹かれた。
もっと藤牧義夫作品を見たい。
まぶしくて、単純で、あたたかく、美しい
印刷ではなく、直接、作品が見たい。
「われわれはモット、モット、この美しさを見つめねばならない」
という藤牧の言葉があった。
"この美しさ"
と言い切ってしまう藤牧。
まいった
最高です。