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滝行のススメ

こんばんは幸真央です。
今日は奈良の生駒山にある岩谷の滝に滝行へ。
この滝場は今日で25回目。
すっかり滝行女子だな。

交通機関を使って行ける滝場を探していたところ、
2年前の秋にこちらを紹介してもらい
今年の頭から猛烈に通い始めているという。

正直ここまで熱心になるとは自分でも思っていなかったけれど、最初の滝行のインパクトが強すぎて、
それまで私の世界になかった「滝行」という世界観が
ガッチリと入ってきたのだと思う。

滝行デビュー

滝行デビューは3年前の雪解け水満載の3月。

当時私は高野山の宿坊勤務で毎日お坊さんたちと仕事。
(高野山の話はまたの機会に)

2月にお寺のお坊さん(役僧さん)たちが
滝行に行くと聞いて「いいなー」
と。同僚女子の1人が同じように興味を持ってくれ、
2月は極寒すぎるから3月に決行しようと決定。

お坊さんたちから滝場の名前を聞いて
いざ女子2人で「文蔵の滝」へ。

文蔵の滝は無人の滝場で脱衣所も完備されてある。
お坊さんに借りた滝着を来て滝場まで向かうも
まだ残雪残る3月。
寒いというより、足が冷たすぎて痛い。
まともに歩けない。

(写真は2021.5月)

鳥居横は小川が流れ不動明王さまが鎮座。
その先はウソみたいにアミューズメントパークのアトラクションみたいな景色が目の前に。

鮭の遡上のように水の流れに逆行して滝壺へ向かう。
一歩近づく毎に滝の轟音が大きくなって。

高さ12m.横1m. 滝壺に入ると胸元まで水が。
風圧と轟音で怖くて近づけない。
畏れですくむ体に自分で喝を入れいざ滝下へ。

何度も水圧に押され水の中へ。
水は氷水の様に冷たく、息をするのもままならない。
途切れ途切れに般若心経を必死で唱えた。

死ぬかもしれない

冗談抜きで。いやほんとに。
そんな思いがよぎるほど衝撃的だった滝行。
ガタガタ震えながら滝場を後にし脱衣所へ。

体に異変

着替えて車に乗り込むと、
震えが止まらなかった体に異変が起きた。

まず全身ミント状態になり爽やかな体感が広がって
鳥肌満載だった皮膚はびっくりするほどツルツルに。

体自体が「死ぬ!」と感じて、自然治癒力パワーが肌の再生という形で出たのだと思う。

どんなエステよりすごくない⁉︎
いやマジメに。
女子にほんとオススメなんですけど。
心から思った瞬間。


滝行効果が即効すぎる

そんな感動冷めやらぬでいた数十分後、
学校から電話がきた。
(当時はお寺勤務しつつ、週1で日本語学校通い。
4月にはお寺を辞めて日本語教師一本でやるのが決まっていた)

4月から担任を持ってほしい。

いきなりの昇格。
違う意味で鳥肌。


滝行すごすぎる…。

あまりの展開に唖然。


これが私の滝行デビュー。
あの強烈な諸々が強く心を惹きつけて、
今に至る。


私が今通っている岩谷の滝は文蔵の滝のような激しい滝ではないけれど、ご住職がしっかり心得とお作法を教えてくれる。
由緒正しい滝場なこともあり、先達と言われる人たちも
よく来られるという。

滝行の恩恵は数知れず。
そんな感謝を日々感じながら
明日も滝行へ。

しなくてもいいけど、
したら何かが変わるかもしれない滝行。

オススメです。
いやほんとに。



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