「話が伝わらない人」は大から小の法則
声を仕事にしています
【現役フリーアナウンサー 幸あれ子】です。
今日は「話が伝わらない人は大から小の法則」
というテーマでお話します。
話が伝わらない人、伝わりやすい人の決定的なちがい
もう今日の結論はそのままです!
「大から小」というのを意識するだけで
伝わりやすくなるっていう話なんですね。
話が伝わらない人、伝わりやすい人のちがいっていろいろありますが
この「大から小」を意識できているかもポイントになってきます。
たとえば
じゃんけんを知らない人に説明するとき
あなたはどう説明するしますか?
「じゃんけんというのは
手だけを使って勝敗を決める遊びです。
グー、チョキ、パーの3種類の手の形を使います。
順番を決めるときや鬼ごっこの鬼を決めるときにも使えますよ。」
という流れで説明する人。
一方......
「じゃんけんというのは
グー、チョキ、パーで順番決めるときや鬼ごっこの鬼を決めるときに使うもので
グー、チョキ、パーの3種類の手の形を出していって
勝敗を決める遊びなんです。」
と説明する人もいます。
さて、どちらか伝わりやすい話し方でしょうか?
きっとほとんどの人が前者の説明のほうがわかりやすくスッと頭に入ってきたかと思います。
とにかく前者は
「じゃんけんというのは、手だけを使って勝敗を決める遊びです。」
という大きなルールを最初に言ってるんですね。
しかし後者は
「じゃんけんは勝敗を決める遊びです」という大きなルールを後回しにしているんですよ。
つまり伝わらない話し方をする人は
「じゃんけんとは○○です」
という大きなルールを言わずに
細かいところから説明してしまう傾向があるんですね。
これ......なんでもそうなんです。
大きいところから小さいところに向かって話すと
わかりやすくなります。
次でシチュエーションを3つ取り上げてみますね。
①会社でプレゼンをするとき
「今日の全体のテーマは○○です。」
と先に大枠を伝えから
その中で
「今日はその特徴を3つお伝えしますね」
という感じで
細かいところに触れていく流れです。
こうすることで聞き手も「話の全体像」「大枠」を最初につかんで頭の中の整理がしやすくなります。
だからこそ、聞き手はそのあとの話の内容に集中できるわけなんですね。
②誰かに指示を出すとき
指示出しにおいても
いきなり細かいところから説明しても相手が受け取ってくれません。
まずざっくり大枠を伝えてから細かい指示を出すのがベターですね。
たとえば
「今からこの部屋のはしっこにある掃除機を持ってきてとなりの部屋に行って掃除機をかけてください。
そのあと、客室に行ってまた掃除機をかけてください。」
これでは聞き手も
「......ん?まどろっこしい......!!」
ってなりますよね。笑
まずは大枠からです。
「今からとなりの部屋と客室で掃除機をかけてください。
掃除機はこの部屋のはしっこにあります。」
という流れのほうが断然わかりやすいですよね。
「ざっくり言うと自分は一番何をしてほしいのか」
を考えてみましょう。
「相手がわかりすい」ということは
あなたがこうしてほしいという願いが叶うわけですからあなたも損しません!
大枠から伝えるのを意識しましょう。
③商品の紹介をするとき
わたし幸あれこは本業でテレビリポーターもしています。
そんな本業の現場でも
「大枠から細かいところに触れる」
というのはかなり叩き込まれてきました。
空間の紹介も同じなんですね。
「わあ〜白を貴重としたモダンな空間ですね」
からの
「この置物はなんですか?」
はい。
全体から細かいところです。
これは商品の紹介も同じです。
「わあ〜大きなパフェですね。
わたしの顔くらいありますよ!」
からの
「いちごがこれでもかっていうくらい乗っていて
クリームにチョコケーキに......てんこ盛りですね!」
という流れです。
あなたも何か商品を紹介するときこの流れを意識してみてください!
逆のテクニックも場合によっては有効!
実は逆に「ピンポイント=細かいところから始める」っていうテクニックもあるのはあるんです。
小説とかにわりと多いですよね。
たとえばはじまりが
「彼はすね毛をもてあそんでいた」
からの
「その公園には彼以外誰もいない。
周りの木々がいそがしそうに揺れている。」
これ......どんな小説ですかね。
(いま私が考えたものです。笑)
例えが微妙かもしれませんが
……でも、これ気になりますよね!
カメラワークとしてはすね毛ではじまって
公園のまわりの木々に
カメラがひいて撮っていく感じ。
たしかにこのテクニックを使うと
人を惹きつける=人が気になる要素を作り出せる
しかしわかりやすく順序立てて話すときはあくまで
「大きいところから小さいところへ」
がいいですね!
まとめ
今回の学びとしては:
「大から小」というのを意識するだけで
伝わりやすくなる!
ということですね。
ぜひいろんな場面で取り入れてみてください!
キミに幸あれ!
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