みんながやってしまう「普通の話し方」
声を仕事にしています
【現役フリーアナウンサー 幸あれこ】です。
今日はみんながやってしまう「普通の話し方」についてお話します。
1. あなたが普段出している声は想定外
さて、いきなり質問です。
あなたは話しているときの自分の姿を
客観的に見たことはありますか?
たとえば
プレゼンや結婚式でのスピーチ
その後日に誰かが撮ってくれた動画で
自分の姿を確認したことがある人は
いらっしゃるかもしれません。
でも普通はなかなかそんなに機会がないものですよね。
日頃、音声配信やYouTubeで発信されている人はご存知かと思いますが
「あなたが普段話しているときに出す声」は
「あなたが思っている声」と
イコールではないことが多いです。
しかも悲しいことに……
声だけではなくて
あなたの顔や姿勢、それからジェスチャーでさえもあなたが思っているものとは全然ちがうことがほとんどなんですよ。
2. プロも陥りがち!「映えない話し方」
わたし幸あれこは本業でテレビリポーター、ラジオDJ、ナレーターなどをしているので
必然的に自分が話しているさまを客観的に確認してきました。
本当に……初めて自分が話しているのを
俯瞰でみてみて愕然とするんですよ……!!!
『いや、ちょっと待ってくれ……
わたしはこんなんじゃないはず!
もっとうまく話せているはずだし
もっと声もしっかり出しているし!』
って思うんです。
*
次に挙げるものは
駆け出しのテレビリポーターやラジオDJの中で
あるあるの悩みです。
・声が小さい
・元気がない
・リアクションが薄い
・全然笑っていない
・姿勢が悪い
・棒立ち
とにかく自分が思っているより全てが「足りない」状態なんです。
特に画面や電波を通すときに
あなたがいつもの「普通の話し方」をしてしまうとすべて足りない状態で
テンションが低いように受け取られてしまうんですね。
そうなんです。
実は……
「普通の話し方」=「全然映えない話し方」
なんですよ!
3. 「普通の話し方」をしてはいけない
これはわたしが何度もあたってくだけて経験してきたからこそ自信をもって言えるんですが
本当に自分が思う「普通の話し方」をしても
全く聞き手には伝わらないんですよ。
そこで今日あなたにお伝えしたいのは
人前で話すときは「3割り増し」で話す
ってことなんです。
・口の開き方
・声のトーン
・笑顔
・リアクション
・姿勢
・ジェスチャー
すべてを「3割り増し」にしてほしいんです。
……これを言うとだいたいの人が
「3割り増しかぁ……
これくらいかなぁ……
でも……これはさすがにやりすぎだから
ちょっと控えめにしようかな……」
って感じでに考えるんですけど
もうね……
やりすぎてください。
やりすぎがちょうどいいんですよ!
あとで動画などで一回あなたが話しているところを撮って確認してもらったらおわかりいただけると思います。
これ、わたしも何度も経験したんです。
『これくらいやったら
リアクションも表情も十分だよね!』
そして、あとでみてみて
『全然足りんやないかーい!!』
って気づくんですね。笑
きっといつもあなたが見ているYouTuberや
リアクションのいい芸人の皆さんが
どれだけテンションを上げてしゃべっているかも実感してもらえると思います。
4. まとめ
今回の学びとしては:
人前で話すときはすべてを「3割り増し」
これ、実はメイクも同じなんですね。
カメラで撮影していると
光で飛んじゃって顔がうすく映りやすいので
わりとテレビタレントは濃いめにメイクしているんです!!
すべて「3割り増し」ですね♪
キミに幸あれ!
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