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「ほのぼの」から学ぶ、心が満たされないときの対処法

今回は日本語の「ほのぼの」を通して、心の満たし方について。

ほのぼの
=ちょっとした温かみや明るさを感じてほんのり心が温まる様子

あなたは「ほのぼの」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

・ほのぼのとした冷たい氷の世界

・ほのぼのと喧嘩する

・悲しみの中でほのぼのとする……

違和感がすごいですよね!笑

やはり「ほのぼの」というと、

・太陽が出ていてポカポカ暖かいときに、牛が牧草を食べている様子

・子供たちが楽しそうにしている様子

・おじいちゃんと孫が手をつないでいる様子

こういった、何かしらあたたかい温度を感じるイメージかと思います。

「ほのぼの」=小さな幸せを大切にする日本語

「ほのぼの」の語源をたどると、「ほの」を重ねた言葉だとわかります。

「ほの」は「ほのか」の「ほの」で、「少しある」という意味。

「少しある」ことを重ねることで、なぜ温度感が出るのでしょうか?

実は、ここにわたしたちの心を満たすためのヒントが隠れています。

たとえば、

・ほのかな光
・ほのかな香り
・ほのかな喜び
・ほのかな恋心

「ほのか」は「少ししかない」というより「少しでもある」という、とてもポジティブなイメージを思わせる表現なんです。

逆に、同じような意味の「わずか」という言葉。

・わずかな光
・わずかな香り
・わずかな喜び
・わずかな恋心

どうでしょう?

「少ししかない」「物足りない」印象を受けませんか?

本当は同じ「少しの量の状態」のはずだけど

わずか=少ししかない

ほのか=少しでもある

「ほのか」では、少しの量だからこその良さを味わおうとしているんです。

つまり、「ほのぼの」にも「少しあることの良さを味わう」という意味が込められています。

わたしたち人間が「少しある」ことをポジティブにみて、
幸せを感じたり感謝したりして心が温かくなる言葉なんです。

最初にお伝えした「ほのぼの」のイメージを思い出してみてください。

・太陽が出ていてポカポカ暖かいときに、牛が牧草を食べている様子

・子供たちが楽しそうにしている様子

・おじいちゃんと孫が手をつないでいる様子

人生を大きく動かすようなうれしい出来事が起こったことではなく、

心が受け取るものとしては「少し」なんです。

幸せの量も「少し」

でも、それがじんわり広がっていって心を温めてくれます。

それが 「ほのぼの」なんです。

現代社会の「もっと症候群」

現代社会では、「もっと」「もっと」と欲を追い求めがちです。

もっといい服、もっとおいしいもの、もっと良い仕事……

でも、そんな思考に囚われていると、いつまでたっても心は満たされません。

「自分にはこれだけしかない」
「自分には少ししかない」
「自分は足りてない」

まさに「ほのぼの」を感じられない状況ですよね。

「ほのぼの」の実践

もっと症候群のときこそ「ほのぼの」の精神を思い出してみましょう!

  • 今着ている服があることに「ほのぼの」

  • ちょっとしたお菓子を食べられることに「ほのぼの」

  • 目の前のSNSのフォロワーさんに「ほのぼの」

  • 毎日おいしいと感じられる自分の体に「ほのぼの」

日常の小さな幸せや感謝の気持ちを大切にすること。

物があふれ、欲しいものを簡単に手に入れられる現代だからこそ
「ほのぼの」の心を持つことが大切なのかもしれません。

あなたは最近、どんな「ほのぼの」を感じましたか?

日々の生活の中で、小さな幸せを見つける練習をしてみてください。
きっと、心がじんわりと温かくなるはずです。

今日も「ほのぼの」の心で。きみに幸あれ!


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