宮本武蔵に学ぶ「やることが多すぎるときの対処法」
今回はジャパニーズ侍、宮本武蔵の教えから
現代を生きるわたしたちが学べる自己管理と集中力の秘訣についてシェアさせていただきます!
安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍された宮本さん。
日本はもちろん、世界でもいちばん有名な剣豪と言われています。
なんと、60回決闘して一回も負けたことがないと言われてるそう。
……すご。
ぜったいに敵に回したくないタイプですね。笑
そんな宮本武蔵は剣の達人でもありましたが
実は、芸術家でもあり哲学者でもあり仏教徒でもあったんです。
なんか……モテてそう!!!笑
武蔵の教え「一理に達すれば 万法に通ず」
宮本武蔵の名言
一つの道を極めることで、すべてのことに活かせることを理解する
という意味です。
宮本武蔵はとにかく「剣を極めること」に生涯を捧げました。
若いときは夕暮れから夜明けまで
ずっと練習しつづけ自分の限界を突破していったそう。
彼は15、16歳のときに故郷の村を離れて
全国を旅しながら一流の師匠から学び、どんどん戦いに挑んで行くなかで
相手が誰であっても恐れず、志も高く
がむしゃらに訓練をしてきたおかげで、負け知らずでした。
宮本武蔵は、たった一芸を学んだだけなのに
それを何千通りもの方法で表現する術を知ってたんです。
よって、まず一つにものに集中すること!
……ただ、これがむずかしいんですよね。泣
一つに集中することへの弊害とは?
現代社会では、新しいものが毎日生まれていて
わたしたちは無限の可能性とチャンスに囲まれています。
しかし、これは同時に「決断のまひ(decision paralysis)」を引き起こす原因にもなっているんです。
これは、間違った選択をすることを恐れてなかなか決断できない現象。
たとえば、いいお値段のホテルのバイキング形式の食事を想像してみてください。
自分の好きなものを好きなだけお皿に盛りますよね。
自由に好きなものを選べる状態ですが、
このとき、人はどうなるのかというと
どれだけメニューが多いのか考えれば考えるほど不安になる!
ぜんぶ食べたいけど、自分の胃袋の大きさは決まってますよね。
ってことで、とりあえずいろいろお皿にとって
最後には食べきれないぐらいなって
とにかくおいしそうなものを食べ損ねちゃだめだ!となるあまり
食べすぎて気持ち悪くなって
それでも食べられなかったもののことを思い、悔しさが募る。
食い気がすごすぎるわたしだけでしょうか?笑
でも、現代ではこういうことはよくあるはず。
いろんなSNSが多すぎてどれを発信したらいいかわからない。
自分がやってみたいこともたくさんありすぎて
どれから始めたらいいかわからない。
逆に、いろんなことに手をつけすぎて
全部よくわからない状態になってしまうこともあります。
つまり、チャンスや可能性がたくさんあることで
一つに集中することができなくなるんです。
深く理解するまで集中しよう
チャンスが多いことで出てくる問題とは、なんでしょう?
それは、深堀せずにどれも中途半端にやめてしまうことです。
「これもできるかも!」「あれもできるかも!」となって
次から次にいろいろ試すのはいいけれど、
それに対して深く理解するまで続けられなかったり
集中力がなかったりして
自分のものにする前にやめてしまう問題。
これが一番もったいない!
武蔵さんから学べることは
いろんな分野、いろんなチャンスにチャレンジするのはよし。
ただし、ちゃんと深堀してしっかり深く理解できるくらいの時間をかけずに
それを試してしまうと
その恩恵を完全に得られずに終わってしまう、ということです。
実は、わたし自身がこれで悔しい思いをしたことがあります。
わたしは11年間フリーアナウンサーの仕事をしてきました。
昔から言語学習が大好きで、英語はある程度日常会話ができるくらい。
途中で韓国語にも興味が出てきて、さらにタイ語まで手を出しちゃって!笑
いろんな言語を同時に勉強していた時期があったんです。
仕事が忙しく、そんなにたくさんの言語を極められるわけじゃなかったのに、いろいろ手を出してしまってたんですね。
そんなとき、ちょっと高度な英語の仕事のオファーがきたんです。
海外のお医者さんたちが集まる場のファシリテーター役で
専門用語も飛び交いそうな、かなりフォーマルな厳しめの現場。
マネージャーから「この仕事をやってみないか?」と聞かれたとき
わたしは「できます!」と自信を持って言えなかったんです。
英語にもっと集中して勉強しておけばよかった、と後悔しました。
そして実は、韓国語でも同じような経験をしたんです。
「韓国のアーティストにインタビューできる?」とありがたい仕事の話をいただいたとき、
「やってみたいけど、インタビューできるほど韓国語を習得してない」と思ってしまって、断念。
めちゃくちゃ、スーパー、すんごく、悔しかったです。
やはり、一つに集中して極めることが大切!
(...とか言いながら、わたしは今ドイツ語とフランス語まで手を出しちゃってるんですけどね。笑)
S H I K A T Oの重要性
武蔵さんのように、
今自分の目の前にある可能性や選択肢の中から一つを選んで
しっかり深く理解するくらいの時間をかけることが大事です。
生きていると途中で
「これもやったほうがいいんじゃない?」
「もっとできるかも」
「あれもこれも手を出しみたら?」
という雑音が入ってきても、無視すること。
S H I K A T O!!!
シカトすることが重要なんです!
不思議と、
一つを極めたらそれが他のたくさんのものに活かせるようになっているから大丈夫。
まさに、
今回の内容も少しでも参考になればうれしいです。きみに幸あれ!
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(※こちらでは博多弁でしゃべってます。笑)