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[金棗]という名の台湾の金柑 & 冬の終わり頃の[鳳梨釋迦頭]



[トップの写真は去年の春節に有機農業を営む友人からいただいた葉付きの金棗]


冬の始め頃から宜蘭の市場や果物屋さんの店頭には、金柑が並び始めます。
宜蘭は楕円形で形が棗に似ていることから[金棗(ジンザオ)]という名前で呼ばれる金柑の特産地です。

台湾の金柑生産量の90%が宜蘭で生産されているということで[宜蘭の金棗]として有名で季節には店頭に1斤(600g)ほどの袋入りの金棗が並び、温泉を楽しんだ観光客のお土産としても人気です。

金棗は日本での金柑同様に喉の良薬として重宝されていて、砂糖漬けから飲用などの様々な加工品も盛んに作られていて、砂糖で甘く煮たものの[蜜饌]とか[金桔]などの名前の商品もお土産用にたくさん並んでいます。

宜蘭 金柑の甘煮 


そういえば、今年はまだ金柑を食べてなかったと思い出し、そろそろ季節が終わろうとする中、買ってきました。

日本には[フルーツ金柑]という大粒の甘い金柑がありますね。
台湾の金棗とその金柑とは種類も違うので比べるわけにはいきませんが、台湾の人たちにとってはこの
皮がしっかりした、濃い味のこの金棗が一番なのだと思います。

昨日スーパーで求めた金棗


久しぶりに食べた金棗の味はやっぱり、最初「すっぱ!」となりますが
太陽をしっかり浴びた酸味と甘味の濃い味が食べ応えがある感じです😅
スパイシーな感じと言い表している人もいて、なるほど!と思いました。



冬の終わり頃に出回るのが
これより少し早めに出回る [釈迦頭]より高級と言われる[鳳梨釋迦頭]。

パイナップル釈迦頭という意味ですね。
この果物のことは以前にも書いていました↓


もうそろそろおしまいの頃かもしれません。
近くのスーパーで、安く売られていたので、これも久しぶりに買いました。
釈迦頭は甘すぎるのでちょっと敬遠しがちなのです😅

価格は計り売りで、1斤(600g)が39元。
私が求めたのが、ちょうど600gくらいでしたから、およそ160円。
ちょっと歪だから2級品かな。

鳳梨釋迦頭  600g
二つに切ってみました
中にはポロッと取れる種
8等分くらいを食べたら出てきた種


クリームみたいな甘い果肉にはポロリと外れやすい黒い種。
皮は柔らかくて薄いです。
とても甘いので一切れで食べ応え十分です。

最近では日本にも輸入されるようになったのですね。
残念ながらフレッシュなものではなく冷凍ですね。
解凍すると、やはりクリーミーな美味しさが味わえるとか。

沖縄などでは栽培されているようですが、稀少価値で高価なのですよね。


台湾では季節は日本より一足先に、お天気の良い日の昼間は初夏の暖かさになってきました。

そろそろトロピカルフルーツがたくさん出始めます。
果物扱いのミニトマトも少しずつ増えてきています。

果物がより一層楽しみなこれからの季節!糖分の摂りすぎにならないよう気をつけながら😅


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