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「私なりの応援とは」を考え続けた2020‐21シーズン(後編)

ミーハーにわかバスケファンがどんな気持ちでB.LEAGUE 2020−21シーズンを過ごしてきたか、だらだらと綴るだけのnote後編です。笑

↓前編はこちら↓


私の2020−21シーズンを改めて振り返ってみると、彼の名前を出さないままでは何も語れないくらい、彼を追いかけることに夢中で、そして必死な日々だった気がします。

現B1・大阪エヴェッサ所属 角野亮伍選手

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学生時代から応援してきた選手のプロデビュー。
ファンである私にとって、それがどれだけ嬉しかったことか…。

この後編では、私にとって特別な存在でもある角野選手に向けたシーズンを振り返っておこうと思います。

「見届ける」ことの覚悟

角野選手については以前別の記事で取り上げているので、私がどんな気持ちで彼のルーキーシーズンを追いかけだしたか、まずはそちらをご覧いただいたほうが伝わるかもしれません。

開幕当初はコートに立つチャンスを与えられていたものの、チームになかなかアジャストしきれず、本来の力を発揮できないことが多かった前半戦。
年が明けて2021年に入ってからもしばらくDNPが続き、ベンチから少し悔しげにコート上へ視線を送る彼の姿をただ見守ることしかできない、そんな日々が続きました。

ルーキーながら「試合に出ることが自分の仕事」という意識が強い彼にとっては、かなり苦しい毎日だったかもしれません。

応援している選手になかなかチャンスが回ってこない様子を目にするのは、ファンである私にとっても悔しく辛い状況でしたが、見ているのが辛いからといって試合を見に行くのをやめるという選択肢は私の中に一切ありませんでした。

私にはどんな状況でも最初から最後まで見届けることくらいしかできないし、彼ならどんなにしんどくても絶対に腐ることなく、いつチャンスが回ってきてもいいように準備し続けてくれているはずだと信じていたので。
「次こそはきっと大丈夫!」と毎試合自分に強く言い聞かせながら、アリーナへ通い続けました。

なぜそこまで信じることができたのか。
それは、彼が私にそう思わせてくれるような姿をこれまでにたくさん見せてくれたからです。

私がこれまで見てきた彼は、バスケットボールに対してはいつだって真面目で、まっすぐ向き合っていて、とにかくストイックな頑張り屋さんです。
そして、誰よりも負けず嫌い。
そんな彼がこのままここで終わるわけない
ただの期待かもしれないけど、大好きな彼はいつだって私にそう期待させてくれて、いつだってその期待に応えてきてくれました。
だから今回も絶対大丈夫だと信じていられました。

ファンは直接選手の力になるようなことはできないけど、とにかく彼を信じることだけはできる。
そして、そうやって何の根拠もなく信じることができるのは、ファンに許された特権でもあると私は思っています。
ならば、その唯一できる「信じて見守る」ことを全力でやりきってやろうじゃないか!!
そんな覚悟をしながら今シーズンを過ごしたことで、私自身のメンタルも少しずつ強くなりました。

ファンのメンタルまで育ててくれるなんて、ほんと頼もしい選手だなぁ。笑

ということで、山あり谷あり(ちょっと谷強め)なシーズンではありましたが、プロとしての道を歩んでいる以上、彼の1年目の「成果」は数字で判断されるべきだと思うので、前編で取り上げた杉浦選手と同じようにリーグスタッツを振り返っておこうかと思います。

↓ リーグスタッツはこちら


シーズン中盤以降はなかなかチャンスをもらえずにいた彼ですが、後半戦に入った3月にチームの主力選手が大怪我により長期離脱を余儀なくされたことで、出場機会が少しずつ増えていきました。
あまり表立って喜んでいい理由ではありませんが、それでも彼にとってチャンスはチャンス。
試合に出れなかった間も彼がしっかり準備し続けてきたからこそ、こうしてチャンスを与えられ掴むことができたんだと私は思っています。

周りからは「怪我をした選手の穴を埋めてほしい」という声も多く聞こえましたが、彼は誰かの代わりとして存在しているのではないし、彼自身の良さがきっちりコート上で出せれば誰よりも輝くことを私は知っているので、とにかく自分らしさを大事にしながら、のびのびプレーしてくれたらいいな…と思っていました。

172日ぶりの「おかえりなさい」

シーズン後半戦のターニングポイントをひとつ上げるとしたら、彼が久しぶりに2桁得点を記録した3月24日の滋賀レイクスターズ戦@ウカルちゃんアリーナかな。

彼が2桁得点を記録するのは、シーズン開幕戦(広島ドラゴンフライズ戦GAME1)で11得点を記録してから実に172日ぶりのことでした。

PTが20分を超えるのは3ヶ月ぶり。
シーズン中盤以降なかなか思うように入らなくて、ずっと苦しんでた3Pシュートが決まったのは半年ぶり。
いろんな久しぶりがこの試合にはたくさん詰まっていて、「お疲れ様」や「ありがとう」以上に「おかえりなさい」をたくさん伝えたくなりました。

数字として結果を残してくれたことももちろん嬉しかったですが、ここ最近見れていなかった表情がたくさん見れたことも私は嬉しかったです。

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コートに立つ時間が長くなるにつれて調子が上向いてきて、交代で入るときにもワクワクが抑えきれないようなお顔になっていたり。

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一方で、ベンチでこんな鋭い表情を見れたのも久しぶりだった気がします。
コートに立って、相手チームと直接バチバチぶつかりあったからこそ表に滲み出てくる真剣さ。
タイムアウト中の様子をファインダー越しに見ていて、そんな横顔があまりに美しくて、久しぶりに鳥肌が立ちました。

ゴールに向かっているときが一番楽しそうなんですよね、彼は。
リズムよくシュートが決まったときなんかは、「あぁ、今ほんとに楽しいんだろうなぁ…」って見てて丸わかりなくらい表情が明るくて、それを見たこっちまでつられて楽しくなっちゃう。
もう何十回も何百回も彼の試合は見てきたはずなのに、はじめて彼を知ったときのワクワクをこの日改めて思い出したような気がしました。

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試合終了を告げるブザーが鳴ったとき、少し自信を取り戻したような強い表情でベンチへ戻ってきた彼を見たら、なぜだか涙が止まらなくなった私。
もう涙腺がどっか行っちゃったんじゃないかってくらいボロッボロでした。
なんであんなに泣いてたんだろうな…って自分でも不思議に思うくらい泣いてた気がします。笑

この日は同じ関西圏での近距離アウェーゲームということで、多くのエヴェッサブースターさんがアリーナへ駆けつけていたのですが、試合が終わって選手が退場するまでわんわん泣き続けていた私に「よかったね、よかったね」とたくさんの方が声をかけてくださって。
それが私は本当に嬉しかったです。

コロナ禍でファン・ブースター同士の交流がなかなか積極的にはできないシーズンでしたが、いろんなシーンでエヴェッサブースターさんの優しさを実感することができて、私は本当に恵まれていました。
お声がけくださった皆様、本当にありがとうございました。

新型コロナとの戦い

彼の所属していた大阪エヴェッサはその名の通り本拠地が大阪なのですが、シーズン後半は他のチーム以上に、コロナ禍の影響を受けていたように感じます。

レギュラーシーズン60試合のうち,6試合が中止になり、無観客試合が3試合、日程変更が3試合。
全国的に新型コロナ感染者の広がりが大きくなっていた4月には、チーム内の感染状況により保健所の指示で2週間チーム活動の停止を余儀なくされ、前述の滋賀戦(3月24日)以降、丸々1ヶ月間公式戦がなくなってしまう事態に陥りました。
もちろん、自チームだけでなく相手チームの事情によるものもありましたが、シーズン中にここまでぽっかりスケジュールが空いてしまうというのは、本番(試合)に向けて日々準備してきていた選手たちにとって、身体的にも精神的にもかなり厳しい状況だったはずです。

楽しみにしていた試合が中止になってしまったことはもちろん悲しかったですが、それ以上に「仕事にするくらいバスケットボールを大好きな彼が,シーズン中にバスケットボールから離れなければならない」という現実のほうが私には悲しく、そして辛かったです。
このときは本当に新型コロナが憎かった。憎くて恨めしくて仕方なかった。

チーム活動再開のお知らせが出たときはもちろん嬉しかったですが、そこからはまた別の心配もあったりして。

3〜4月はシーズン終盤ということもあって元々ほぼ休みなく試合が詰め込まれており、練習再開から初戦を迎えるまでに、身体を慣らしていけるような十分な時間はなかったように思います。
負荷を急に実戦レベルまで戻すことによる怪我のリスク、試合から1ヶ月離れてしまったことで失われた試合勘…もう何もかも心配でした。

そんな心配だらけの中で迎えた、4月24日の三遠ネオフェニックス戦@豊橋総合体育館。

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元気そうにアップに出てきた彼の姿を見ただけで、私はもう心からほっとしてしまって、身体から力が抜けて、また涙が出てきてしまって。

でもね、これでほっとしてる場合じゃなかったんですよ、この日の私。

1ヶ月ぶりの公式戦
38試合ぶりのスターティング5復帰
ファーストシュートを決める彼の姿

もうね、目の前に急にいっぱい幸せが飛び込んできて、脳が受け止めきれませんでした。
正直何が起きてたのか自分でもよくわからないというか、ドカドカ流れ込んでくる幸せに追いつけなくてアワアワしてる間に試合が終わってた感じ。笑

この日の私は、もうとにかく「全員が怪我なく無事試合を終えること」だけを願うことしかできないというか、それ以外に何かを考える余裕がないくらい心配も緊張もしていたんですけど…

誰ひとり大きな怪我することなく試合を乗りきってくれただけでも嬉しかったのに、OTにもつれるほどの接戦を制してしっかり勝利まで掴んでくれて。
もうほんとに彼のことが大好きで、このチームのことが大好きだとその場で叫びたい気持ちでいっぱいでした。
ハラハラドキドキな展開が続きっぱなしで、試合終了直後はしばらく椅子から動けないくらい疲れきってしまったけど、その疲労ですら幸せに感じました。


ただ、この三遠戦、それで終わりではなかったのです。

私が求めていた「角野亮伍」

続く三遠戦GAME2、彼はさらに驚きの結果を残してくれました。

36分17秒出場
21得点(この日のチーム最多得点・プロキャリアハイ更新)
4アシスト、2スティール、0ターンオーバー
5本の3Pシュートを含むこの日のシュート成功率はなんと100%

この日の彼は、誰がどう見てもチームを勝たせるエースであり、まさに私の見たい「角野亮伍」そのものでした。

今までいろんなチーム・選手の試合を見てきたし、彼の試合もたくさん見てきましたが、多分この日が今までで一番幸せだったと思います。
応援している選手の活躍はどれもみんな嬉しいけど、彼に対しては思い入れが少し強いのもあるせいか特に嬉しくて…。
やっぱり彼は私の中で特別な存在なんだなと改めて思わずにはいられない、そんな試合になりました。

実は私、彼にひとつお願いしていたことがあったんです。

「ゲームMVPとしてヒーローインタビューを受けるところを私に見せてほしい」

これをお願いしたのは随分前のことだった気がしますが、彼はそのとき「任せてください!!」と力強く答えてくれて、私はその言葉を信じてずーーーーーっと楽しみに待っていたんです。

この日、3本目の3Pが決まったあたりからもう「このまま勝ったらもしかして…」と思って、あらかじめ心の準備をしていたつもりだったのですが…
いざ試合が終わって「今日のインタビューは亮伍(だから残ってて)!!」と彼に伝えるトレーナーさんの声が聞こえたとき、もうその瞬間にぶわっと涙が溢れ出してしまいました。
ほんとにほんとに嬉しかった。
多分、滋賀戦のときとは比じゃないくらい泣いてた気がします。

あのとき、トレーナーさんの声がいつもより大きめだったのは、もしかしてこっち(客席)にも聞こえるように言ってくれてたのかもなぁ…という自惚れもあったり。笑

彼にとって、これがプロになってから初めてのヒーローインタビュー。
学生時代からいろんな取材やインタビューを受けてきたので特別なことは何もなかったかもしれませんが、実際のところはどんな気持ちだったのか…。

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インタビューの準備をしているときの彼の背中が目の前にあったんですけど、もう見てたら嬉しさと涙が止まらなくて、その背中を直視することすらできませんでした。

彼はきっと私のお願いのことなんてこれっぽっちも覚えてなかっただろうけど、私は彼の初ヒーローインタビューの場に立ち会えただけで、もう燃え尽きてしまうくらい幸せでした。

そんなヒーローインタビューの中で、彼はこの日の自分のことをこう評価しました。

「DFとOF両方とも、やっと自分の仕事ができたかな…と感じています。」

開幕以降ずっと「まだまだ納得していない」「満足できるプレーは全然できていない」「ここまでの自分は0点」と自分を厳しく評価し続けた彼が、絞り出すように、噛み締めるように口にした一言。
それは、私が今シーズンいちばん聞きたかった言葉でした。

私の願いを叶えてくれてありがとう。
もし「今シーズンで一番記憶に残っている試合は?」と聞かれたら、私は間違いなくこの三遠戦GAME2を選びます。
それくらい、私にとっては特別な試合になりました。


この試合以降彼の出番は増え続け、シーズン終盤はなんと7試合連続で出場時間30分オーバー。
DNPが続いていたシーズン前半戦からの振れ幅が大きすぎて、さすがに無茶させすぎじゃないか…と彼の身体を心配せずにはいられませんでした。
が、コートに立ってるときはあちこち痛そうな素振りは見せつつも相変わらず生き生きしてましたし、彼自身も試合後会見で「大変じゃないですか?しんどくないですか?」と聞かれたときに
「いや、試合出れるの嬉しいんで大丈夫です!!」
と、にこやかにお話していたので、まぁ、うん、多分大丈夫だったんだと思います。笑

ひとつひとつの勝敗が順位につながる大事な試合が続いたシーズン終盤に、こうして彼の出番が増えるということは、それだけコーチ陣やチームメイトから信頼され、頼りにされていた証だと思います。
彼がチームの中でそんな存在になっていることは、ファンとしても待ち望んでいた結果でしたし、そこに立ち会えていることが本当に嬉しかったです。

彼の2020−21レギュラーシーズンは全部で54試合。
ありがたいことに、私はそのうちの45試合を見に行くことができました。

苦しかったこともしんどかったこともたくさんあったけど、一試合ずつ振り返ってみると、どの試合も楽しかった記憶のほうがすぐ浮かんできます。
彼が日々頑張ってくれたおかげでこんな幸せいっぱいなシーズンを過ごすことができて、私はファンとして本当に幸せ者です。

初めてのポストシーズン

彼の所属する大阪エヴェッサは、主力選手の怪我や新型コロナの影響と戦いながらも34勝20敗で西地区2位につけ、目標としていたCS出場を達成。
おかげで、他のチームよりも少しだけ長くシーズンが続くことになりました。

CS準々決勝の相手は東の強豪・川崎ブレイブサンダース。
川崎とはシーズンが開幕してすぐ、まだ選手が揃っておらずチームとしての完成度も低い時期に対戦して以来だったので、今のチームがどんな試合を見せてくれるのかが純粋に楽しみでした。
また、シーズン序盤に対戦したときはなかなか思うようなプレーができず、フラストレーションを溜める姿を見せていた彼には、ぜひここでリベンジしてもらいたい!という気持ちもありました。

しかし、大阪が緊急事態宣言下ということで無慈悲にも無観客試合となることが決定。
大事な試合なのにそばで見守ることすらできない現実は非常に悔しくて残念でしたが、彼をはじめチームみんなが「ここで勝ち上がれば、またファン・ブースターの前でプレーできるから」と口にしてくれていたことは本当に嬉しかったですし、何よりすごく頼もしかったです。

また、こちらの記事にあるように、CS直前の大事なタイミングで彼がチームを代表して取材対応していたことも、私には嬉しくて仕方ありませんでした。

チームキャプテンでもゲームキャプテンでもない、ただのルーキーである彼が選ばれて、日本代表キャプテンとしても有名な川崎の篠山選手と並んでコメントを残している。
それだけ彼が注目されていて、終盤戦でチームを引っ張ってきたのは彼だと誰もが認めていたわけです。

シーズン終盤からCSにかけて、彼の存在感がどんどん増していくのが本当に嬉しくて、なんだか夢のようでした。

CSの結果はおそらく多くの方がご存知だと思うので、あえて何も書きません。
ひとつ、何かをここに残しておくんだとしたら「どうして私はあの場にいれなかったんだろう」という悔しさだけです。

会場にいたからといって何か結果が変わるわけではないのは重々わかってるけど…。
最後に肩を落として悔しがる彼の姿を画面越しに見ることしかできなくて、「この負けはあなたのせいじゃない」と伝えることもできなくて、2日間あんなに頑張ってくれたのに「お疲れ様」も「ありがとう」も言えないまま終わってしまったのは本当に悔しかった。
「最後まできちんと見届けよう」と覚悟して臨んでいたはずの彼の2020-21シーズンが、私の手の届かないところで終わってしまったことが、何より悔しくて仕方なかったです。

正直、今でもあのときの悔しさがたまにフラッシュバックするときがあります。
けっこうしんどいです。

それでも、この悔しさをきちんと受け止めることができなければ、彼の1シーズンの頑張りを全部受け止めたことにはならない気がするのです。
なので、まだもう少し時間はかかってしまうかもしれないけど、目をそらすことなく、逃げることなく、自分の中でしっかり向き合っていきたい。
そう思っています。

彼がプロとして迎えた1シーズンを追いかけてきて、最後に思ったこと。
それは、彼がプロとしてはじめて目の前に立ってくれたときに思ったことと同じでした。

プロの道に進むことを選んでくれてありがとう。
いろんな選択肢があったであろう中、日本へ帰ってきてくれてありがとう。
もう一度目の前でプレーしてくれてありがとう。

私の2020-21シーズンは、彼への感謝の気持ちから始まって、彼への感謝の気持ちで幕を閉じました。

私にできる「応援」の形

今回つらつらと書き連ねていく中で、私は何度も「信じる」という表現を用いました。
そして、その「信じる」ことこそが、私の応援の根っこにあるものなんだということに気づけたシーズンだったように思います。

バスケファンとして応援する気持ちを示す方法には様々な形がありますが、今シーズンはコロナ禍により、それまで「当たり前」に選んでいた方法を「当たり前」に選ぶことができないことが多々ありました。
声に出して何かを直接伝えることはもちろんできないし、チームによってはファンレターやプレゼントも送れず、なかなかこちらの想いを伝えられなかったシーズンでした。

そんな中で、私が自分の「信じる」気持ちを最大限表すために選んだ方法は「ただそこにいること」でした。

調子のいい悪いとか勝ち負けとか関係なく、ちゃんと試合会場に行って、彼らのプレーを見て、写真を撮って、「今日の彼はこんなところがかっこよかった」と前向きな言葉をSNSに残す。
この一連の流れを続けること、それが今シーズンの私にできる「応援」の形でした。

彼らがふと客席を見渡したときに自分のユニフォームを着た人が目に入ったら、「ファンが見てるからいいところ見せないとな」って思ってくれるかもしれない。
自分がどう評価されているか気になってついエゴサしちゃったときに、自分に対するポジティブなコメントが並んでいたら「よし、もっと頑張ろう」って思ってくれるかもしれない。

積極的に何かを伝えるのではなく、ふとしたとき、彼らが必要としたときに目に飛び込んできて、そこにあるのが当たり前のような存在。
今シーズン自分なりに動いてみて、それが私の目指したい「応援」の形なんだと少し気づけた気がします。

当たり前だけど、そこにいるのが「私」だと知ってもらう必要はまったくなくて。
誰でもいいんです、別に私じゃなくていいから
「僕のファンが少なくともひとりは会場にいる」
「僕のプレーを楽しみにしている人がいる」
「『僕はできる』と信じている人が見てる」
その事実に彼らが気づいてくれたなら、そこでようやく私の「応援」にも価値が出るんだと思います。

りょーごゆーせい
新型コロナに限らずいろんなリスクを抱えながら進む大変なシーズンを、大きな怪我することなくきっちり戦い抜いてくれてありがとう。
本当にお疲れさまでした。

大好きなあなたたちの「勝負の年」をこうして全力で応援させてもらえて、2020-21シーズンは私にとっても特別な8ヶ月間でした。

あなたたちがバスケットボールプレーヤーでい続けてくれる限り、目の前でプレーしてくれる限り、大勢いるファンのうちのひとりとして、これからも勝手に応援させてもらえたら嬉しいです。

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今シーズンはふたりがマッチアップするシーンを見ることは叶わなかったけど、来シーズンはバチバチぶつかるふたりが見れるのを楽しみにしています。
別に同じチームになってくれてもいいけどね!!笑

来シーズンもどうぞよろしくお願いします。


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