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SAC about YODAN

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2016年6月の記事一覧

No note, No 自己肯定感.

昨年の12月に書き出したこのnote、さっきふと確認したらこの半年のビュー数が103万とあった。多いか少ないかよくわからないけれど103万と。それを見て、ここに書く前と今で、なにかかわったことはあるのかしらと考えた。 自分の中にあるちょっとした考えや、今までしてきた仕事のことを、だれが読むのかわからないけれど吐き出すようにデトックス的に書いたのは、意識的に「出そう」と思ってはじめた。「出さないとダメだ」とどういうわけか思ったのはなぜなのか、最近になって少しわかってきた。

【企画書】14歳の未来地図 /「◯◯になるには」ではない、自分だけの仕事への道

※誰に言ったらいいのかわからないけど、こういうことしたいのです ということを書いてみました。本当に誰に向けて言えばいいのかわからないので、だれに届くか実験してみることにしました。 おとなになってから出会ったいろいろな仕事の人に、どうしてその仕事をしているのか話を聞くと、だいたいとてもおもしろい。 その仕事につくためには、もちろん努力もあるし、環境の影響もとても大きい。けれど、こども時代の環境というのは、親の経済状況や価値観、住んでいる場所なども含めて、ほとんど自分では選べ

続・あの約束をやぶる日

( 前回のnoteのその後のはなし ) あーちんに話をした。 トンの病気が治らなかったこと トンがいなくなってちょうど1年が経つこと あーちんに話さないでほしいと言われていたこと あーちんは「言ってよー」と言いながら、しばらく泣いた。 そして部屋から彼が描いた絵やクリスマスカードを出してきたので、一緒にながめた。「このサンタの顔.... 」と言ってあーちんはすこし笑っていた。 わたしがトンの病気のことを知ってから、一度だけ彼に会いに行ったことがある。 福岡の能古島で

あの約束をやぶる日

杉並区役所のロビーでひらいたメールを、忘れることはないだろう。 青いスプリングコートのポケットに入れた左手は、国民健康保険の手続きをしている間ずっと、iPhoneをにぎりしめていた。 その日の朝、とあるアーティストが病気で亡くなったニュースを読んで、その人のファンだった彼に「おどろいたよ。健康診断に行かないとね」とみじかいメールを送ったのだった。 フェスに行くときにいつも自慢の写真を「よかろう」と送ってきたり、おすすめの動画を送ってくれたりしていたので、ショック

ヒマをみつけて ヒマを知れ

だれかと比較しようもないのだけれど、物心ついてからいつもヒマだ。 時間があるとかないとかではなくて、たとえば朝から晩まで予定があっても、今週やるべきことに追われていても、ヒマだ。これはなんなのだろうと考えた。 こどものころ、ヒマなのでいつも図書館にいて本を読んでいた。夕方、借りられる上限の5冊を借りて帰って、その日のうちに読み終わってしまい、またヒマになる。マンガ雑誌「りぼん」の発売日には、朝コンビニで買いに行って、登校前には読み終わり、せっかくの楽しみも一瞬で終わってし