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しりとり俳句㊿

ゴールデンウィークも最終日ですね!
そして昨日5/6土曜日には立夏を迎えました。季語も夏になるとガラッと雰囲気が変わりますね。

ではさっそく今週のしりとり俳句です!

「さち・ちり・しの・しりとり俳句」
(下五・下二字、または一字でしりとり)
5月19日スタート、あっという間に40句以上。
ただ呟いているのももったいないので、記録に残こすことにしました。
第一回は、5/19~5/30分。12日、全45句。
季語のあとの、さ=幸、ち=ちり、し=紫乃

しりとり俳句①」より

第50回は、5/1~5/7(1046~1066)全21句

1046. 不燃ごみ置場に春思ひとつあり
    春思(三春)ち

1047. ありふれた歌詞口ずさみ春の果
    春の果(晩春)さ

1048. 波照間の春を惜しむや山羊の声
    春を惜しむ(晩春)し

1049. 声だけは一人前や雀の子
    雀の子(晩春)ち

1050. 残つたご飯おにぎりに春の空        
    春の空(三春)さ

1051. 反らしたる親指「GOOD!」夏隣
    夏隣(晩春)し

1052. 鳴りやまぬ拍手のなかをスイートピー
    スイートピー(晩春)ち

1053. P.S.の文面長し四月尽く
    四月尽く(晩春)さ

1054. 土筆和つつく夫婦の笑顔かな
    土筆和(仲春)し

1055. 仮名ふりぬ春のかたみの四月号
    春のかたみ(晩春)ち

1056. 光風やフラワーシャワーの小さき籠
    光風(三春)さ

1057. かごめかごめ唄ひつ鬼は青き踏む
    青き踏む(晩春)し

1058. 踏む土に足あとふたつ初節句
    初節句(初夏)ち

1059. 作り立てソース焼きそば黄金週間
    黄金週間(晩春)さ

1060. 肝心な話しできずに紋黄蝶
    紋黄蝶(三春)し

1061. 頂上で大きく夏の空を吸ふ
    夏の空(三夏)ち

1062. 数学の苦手な彼女風薫る
    風薫る(三夏)さ

1063. オルガンのペダルぺこぺこ柿若葉
    柿若葉(初夏)し

1064. 鞄をどさと投げ出して扇風機   
    扇風機(三夏)ち

1065. 浮き輪から両脚出してただよへり
    浮き輪(晩夏)さ

1066. 屁理屈をちらり横目でソーダ水
    ソーダ水(三夏)し


     ・・・・・

さて、ゴールデンウィークみなさん有意義に過ごされましたか?
こちらでは今日は雨となりましたが、昨日まではとてもよく晴れました。

我が家と言えば初日に子どもが風邪をひいてしまい、それを今度は私がもらい、順番に風邪を治して終わりました・・・。(しかも子どもは一日で治ったのに、私は・・・(笑))
一日目は子どもの看病をしつつ自分も本当は寒気がしていたので、ずーっと座って俳句の本を読んでいました。
「一日中本を読んで過ごす」なんていつぶりだろうなと思いました。貴重な時間が過ごせたなぁと満足♪満足♪

それからは熱が下がったと思ったら上がったり。
ただ夜、咳のせいで眠れないこと以外は体のだるさもなく、もちろんしんどかったら(ん?方言?)しりとり俳句もお休みさせてもらおうと思っていましたが、普通に詠めました(笑)。

「しりとり俳句」ではわたしの場合は、類想はまったく気にしていないのと、やはりゼロから考える必要がないのが詠めた理由だと思います(笑)。



それよりもここしばらく、全然詠んでいる気がしないのです。
毎月の投句はしているし、このしりとり俳句も詠んでいる。ただ毎月の投句のために毎日詠んでいるわけでもないし、本当にしりとり俳句がなかったらゼロの日がほとんど。

詠めない時は「読む」。

そう思っているもののやはり内心焦りがありますね。
「詠めないんじゃなくて、詠んでいないだけ」だと内心気がついているからかもしれません。それは俳句の問題というよりは、日々の時間の使い方だったり、場を整える事だったり、実はそういう「生活」の話だったりするのかなと思います。そしてそれをも楽しんで詠めるようになったらもう立派な俳人ですね♪


以前稲畑汀子さんの句集を読んだのですが、まるで息をするように俳句を詠まれているような、そんな感じがしてとても素敵だなぁと思いました。

しりとり俳句もこんな風に流れるようなリズムで詠むのが理想です。

せっかくなので、夏の句より。
わたしも傘選びには同じこだわりを持っています♪

これよりの梅雨を楽しくする傘に 稲畑汀子

「汀子第二句集」

さて、いよいよしりとり俳句の一周年も近づいてきましたよ♪

いつもありがとうございます♪

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