良くも悪くも安定 べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜第二話「吉原細見『嗚呼御江戸』」【感想記事】#02 #8
どうもこんにちわ。普段はサブスクで見ることのできる、映画・ドラマ・アニメの紹介をしています。さぶみるです。
本日は2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の第二話「吉原細見『嗚呼御江戸』」を見ましたので、その感想を書こうと思う。U-NEXTでNHKオンデマンドに登録しておけば、いつでも見返すことができるのでお勧めです。
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あらすじ
ということで、波紋をよんだ第一話から続き、第二話です。今回の第二話に関しては、楽しめたものの、手放しに面白いとは言えないかな、というのが正直なところである。
見栄を張る長谷川平蔵
花の井花魁と念願の対面を果たした長谷川平蔵。何とか花の井の気を引こうとするもののうまくいかない。一枚2万円程する紙花をばらまくことで男気を見せるも、それは蔦屋重三郎と花の井の作戦であった。
吉原細見の序に平賀源内を起用する蔦屋重三郎
吉原再建のために、吉原細見の序を平賀源内に頼むことを考えた蔦屋重三郎。何とか「平賀源内を知る男」を見つけ出したものの、本人の希望により吉原を案内することになる。
平賀源内のために瀬川に扮する花の井花魁
「平賀源内を知る男」は平賀源内本人であった。男色であった彼は吉原に瀬川の名を受け継ぐものがいないことを悲しく思ったものの、そこに瀬川に扮した花の井が乱入してくる。満足した平賀源内は蔦屋重三郎の願いである序を引き受けることとなる。
一橋治済と一波乱の予感
場所は変わって、一橋治済の嫡男の誕生祝の席。人形劇を披露した一橋治済に、田安賢丸が窘めるような言動を…。何やら一波乱起こりそうな感じがする。
良く悪くも安定の二話
矛盾のない安定感
見ていて、なんでこうなったんだとか、何だこりゃみたいなのはなかった。その点では、しっかりとしたつくりの話だと思う。この辺りはさすが脚本を森下佳子さんが務めているだけあるなと感じた。
描かれる平賀源内のパーソナリティ
正直もう少し溜めるかなと思ったものの、平賀源内が早い段階で描かれた。ひょうきんな印象を受ける平賀源内が、吉原で過去に恋仲であった瀬川菊之丞に思いを馳せる様子が、しっかりと描かれていた(男色であることを初めて知った)。締めの序の文章も実文なわけだが、平賀源内感があってよかった。
一方で、視聴している私からすると作中の平賀源内については、まだ思い入れがあるわけではないので、「平賀源内ってこんな過去があったのか」とみてる中で驚きはできなかった。平賀源内に対する瀬川菊之丞の使い方が、なんとなくもったいない気がする(今後より深掘られるのだろうか)。
存在感が薄かった蔦屋重三郎
正直、今回の話における蔦屋重三郎の存在感はあまりない。成果として「平賀源内の序」をゲットしたわけだが、話的には平賀源内に主役をとられた形だ。あっさりとしすぎていた感じもある(しょうがないのだが)。
まとめ
さて、ということで第二話「吉原細見『嗚呼御江戸』」の感想であった。楽しく見ることはできたものの、大河にもとめるもの(大河感)が薄かったようにも思える。これなら朝ドラでもいいのではと思ってしまわないでもない。個人的には今回の話は「らんまん」に近いものを感じた。
とはいえ、ストーリーはしっかりと作られているし、おもしろい。今後どうなっていくのはとても気になるし、毎週の楽しみである。
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