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20代に伝えたい50のこと【読書記録】

あっという間に3月が過ぎ、あと1週間で新年度に突入です。
今年はどこにも行けずに同じような時間を過ごしたので、特にあっという間に過ぎたように感じます。

このままだと、気づかないうちに30代に突入しそうだったので、20代のうちに、20代向けの本を読んでみました。(まだ間に合うかな?)

本書は、岡崎ビジネスサポートセンター・OKa‐Bizセンター長であり、NPO法人G‐netの創業者でもある著者が、自らの経験を通し、20代の自分自身に伝えたいことをまとめた本です。

多くの共感を得られた本でしたが、その中でも特に必要と感じた3点をまとめてみようと思います。

1.人間が変わる方法は3つだけ

著名な経営コンサルタントである大前研一氏は、著書「時間とムダの科学」の中で以下のように記しています。

人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、
この三つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。
かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。

決意を新たにしたところで、実行しなければ何も変わりません。本当に変わりたいのであれば、時間の使い方や人間関係、住処に至るまで、「自分の環境」を変える必要があります。
家で勉強できないなら、図書館やカフェに行けばいい。
そうやって具体的な行動に移すことで、人間は変わっていきます。

2.モノの価値を知る

高級イタリアンの味を知らなければ、地元の人気レストランや、サイゼリアが一流と比べてどのくらい美味しいのかがわかりません。
このように、一流のモノを知ることではじめて、それ以外のものを並べることができ、人間としての幅が広がるのです。
サイゼリアで満足するのではなく、サイゼリアで満足できる人間が、一番豊かなんだと思います。

3.小さなことから始める

何か始めようとするとき、結構パワーを使います。
それこそ、決意だけして行動に移せない、ということも多いと思います。
だからこそ、今日できる範囲で、少しずつ始めることが大事です。
その少しの進歩が、毎日の積み重ねで複利で膨らみ、気づいたときには大きな進歩になっていることでしょう。

まとめ

本書は、ギリ20代の私でも気づきも多く、「自分はできているかな?」とチェックリストを確認していく感覚で読み進めることができました。
ただし、章によっては大学生くらいじゃないとできないな、と思う内容も多く、20代というよりも、「20代になった大学生」が読むと、よりこの本の内容を存分に活用できるのではないかと感じました。


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