
子どもが窒息したら?
ちょぴっとアウトプット
今日のテーマは「子どもの窒息」
わが子は記憶に残る窒息を2回経験しています。
子どもが喉を詰まらせる事故は、命に関わる事態に発展します。
ですが、適切な知識と対処法を知っていれば、そのリスクを大きく減らせます。
本記事では、子どもの窒息事故を防ぐために、親がすぐにできる対策をまとめました。
窒息とは、
食べ物や異物が気道(空気の通り道)に詰まり呼吸ができなくなる状態で、死に繋がるとても危険な状態を言います。
身近に潜むリスク
子どもの死亡原因の多くは、「不慮の事故」であり、この内訳を見ると、上位に「気道閉塞(窒息)」が含まれています。
添付ファイルは、子ども家庭庁が公表している子どもの不慮の事故の内訳を示したものです。窒息以外にも気を付けることがあります。
出典:子ども家庭庁「こどもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議」
窒息事故が起きやすい場面は、
・食事中
・床に落ちているおもちゃや日用品
・きょうだいと遊んでいるとき
だと思っています。
3番目は経験則ですが、上の子が遊んでいるおもちゃや食べているお菓子を下の子は求めますし、上の子が“優しさ”から渡してあげたり、上の子が付いていると親が油断しがちだからです。
おもちゃや日用品は、いくら片付けても床に何かしら落ちているものです。
2人目以降は、LEGOを気を付けていました。
LEGO、めっちゃ食べます。※LEGOは悪くありません。
これは、親の注意だけでは見きれない部分があり、上の子、食べてしまう赤ちゃん双方に訴え続けるしかありませんでした。
輪ゴムで窒息
妻が子どもと2人で家にいたとき、当時1歳だったの子がいつもと違う咳をし出したそうです。
少し苦しそうな様子もあり、よだれがたくさん出てきたようで、「何か食べたな」と思ったそうです。
妻は対処法が分からなかったらしく、119番をしました。
ただ、救急車を呼んで良いものか分からなかったため相談したところ「どちらでもよい」旨の回答があり、一旦電話を切ったようです。
妻が背中を叩いていたところ、輪ゴムが出てきたようです。数分後、消防から「大丈夫でしたか」という電話があったとのことでした。
チョコパイで窒息
先日、妻と洗面所で話をしていたところ、5歳の子が顔を赤くし、吐きそうな素振りを見せながら洗面所に来ました。
「どうしたの?」「気持ち悪いの?」と聞くも返事がありません。
首を振り、喉から咳が出るような、出ないような音が出ていました。
息ができていないようでした。
窒息してると思い、子を抱えてコップの水を口に突っ込み、洗面所
にお腹を押し付け、背中を叩きました。
5秒後くらいでビー玉サイズの茶色と白色が混ざった玉が出てきました。
「なにこれ」と聞くと、チョコパイだと答えました。
そんなに固くなっていたわけでもないのに、しっかりと詰まったようでした。
ほか3人の子どもを呼び、「見て、こんなサイズでも詰まるんだよ、死ぬよ。いま〇〇死ぬところだったよ」と教えました。
(歩いてきてくれなければ気づけなかったと思います)
※チョコパイは悪くありません。美味しいです。
直後、私はそのまま水に溶けるだろうとチョコパイを洗面所に流そうとポイっと捨てたところ、妻から「や、どう考えても詰まるでしょ」と教えられました。(恥)
いざという時の応急処置を知る
皆さんはもしもの時、すぐに動けますか?
救急車が来るまで待っていたら、その子は生きていられると思いますか?
2022年、東京で救急車が通報を受けてから到着までの平均時間は9分43秒でした。
これは自分が対処するしかないと思っています。
背部叩打法(せぶこうだほう)
・子どもを腕にのせ、頭を下にする
・背中(肩甲骨の間)を手のひらで力強く叩く

他にも年齢に応じて腹部突き上げ法、胸部突き上げ法といった方法がいくつかあります。
私は、考える時間がムダと思っているので、子どもが窒息したら背部叩打法と決めています。
喉詰まりは、突然起きるので本人は焦ります。
プールで大きく息を吸ってから息を止めるのとはワケが違います。
ですから、不安で助言が欲しい場合、個人的には20秒以内くらいで判断が必要だと思っています。
【私の対処する想定】
0~5秒:窒息かな?と考える
5~20秒:対処(背部叩打法)、無理かもの判断
20秒~:119番通報(来てもらうのではなく、とにかく早く知識がある人に助言をもらう)
119番通報のほか、予備知識として次の2つも病気やケガでも役に立つと思いますので、ご存じない方は冷蔵庫に貼るなどして覚えておくとよいかもしれません。
♯7119
「#7119」急なケガや病気をしたとき、救急車か病院か判断に迷ったとき、医師、看護師、相談員といった専門家からアドバイスを受けることができる電話相談窓口です。
Live119
「Live119」通報者のスマートフォンを使い、映像を送信等ができる仕組みで、管制員は、映像を見ながら応急手当の方法を指導できます。
まとめ
誤嚥・窒息事故は、親のちょっとした意識で防ぐことができますし、万が一起きてしまっても大抵の物は取り除けます。
「万が一の時に動けるか?」を意識し、安心して子育てを楽しみましょう。

いいなと思ったら応援しよう!
