
文月
7月も終わった。毎月あっという間に終わってゆく。
暑い日が全力で続き夏真っ盛り。狂った暑さだ。あまりの暑さに、身体が溶けそうな感じさえする。少しくらいは手加減してほしいものだ。
「こんな暑さのなか出勤したくない」と独りごちると、もうひとりの自分が「暑くなくても出勤したくないくせに」と耳元で囁くくらい暑い。
連日に及ぶ体温を超える気温。ばっかじゃねえーのって、毎日うんざりするほど。都内では7月の熱中症の疑いで亡くなった方が123人とのニュースもあった。「なるべく外出は避けましょう」という全国的な異常高温。何年か前に指摘されたヒートアイランド現象はほとんど関係がなかったよね。










夏の暑さといえば、新型コロナ肺炎の感染予防との相性は最悪である。先週、関連会社の事務センターでは週明け20人だったコロナ罹患者が週終わりの金曜日には50人に到達。大きな花火大会の影響だろうか、欠勤に次ぐ欠勤らしい。典型的な有症状で検査を受けた人だけで50人だ。それ以外の症状を含めればもっといるだろう。その中にいる知人はコロナによる急性喉頭蓋炎で入院している。
新型コロナ肺炎やワクチン、マスク着用、手洗いうがいの話になると、とても極端な意見を言う人たちがいる。特にソーシャルメディアではその傾向が顕著だけど、私の周りの人たちは常識の範囲で判断している人が多い。当然のことながらソーシャルメディアの話題というのは社会のごく一部のことなのだろう。日本代表女子体操選手の代表辞退のニュースのような、一部が騒いだ「たかが煙草」論も社会全体では微かな割合だったように思う。
















さて、この7月はサモエドカフェなるものを経験した。子どもの頃から動物は好きだった。今もそれは変わらないみたいだ。いま思い出しても楽しかった。無邪気の塊、悪意がない動物とのコミュニケーションはお互いを幸せにするものかもしれない。私は楽しかった。サモエドたちも同じような気持ちになってもらえたらいいなぁ。
真夏に犬カフェというお師匠さまのチョイスは、Dog daysと掛けた洒落だと思うけど確認はしていない。



















毎日毎日暑い暑いといいながらも、積極的に散歩やトレーニングを行うようにしている。汗だくでメニューを完了したときの心地よさは幸せのひとつ。たいして高くもないハードルではあるけど、きちんとゴールをすることは気持ちがいいものだ。今ある健康に感謝している。順調なときは注意が必要なとき。調子に乗らないように気をつけよう。
自分がやっているからといって押し付けるのは嫌いだ。けれども健康上の問題がなければ、適度に身体を動かす機会はあった方がいい。定期的に運動することで体力がつき、疲れにくくなり、集中力を維持できる。その結果、面倒くさがったり、横着をしなくなり、ミスを減らすことができる。運動は仕事の効率化にも応用できる。好戦的になることもあるかもしれないけど、精神的な安定性は担保されると思う。なにより身体を動かすことで、水もご飯も美味しくいただけるのだ。

























水といえば、先日久しぶりに直感を経験した。通勤中の超満員電車での出来事だ。私が座っていると、目の前に立った女性が通勤カバンを荷棚に乗せた。よくある場面なのに、その時だけ雨が降るイメージが頭に浮かんだ。気のせいかと思った次の瞬間、その女性のカバンの水筒から漏れ出た水を頭から浴びた。お湯やコーヒーじゃなくて良かったよ。次は氷多めの水にしてほしい。
それにしてもだ。雨が降るイメージが直感として来ているのに、超満員電車で全く動けなかったのは、なかなかのオチではないか。まぁそれが私の実力である。
8月が始まった。まだまだ暑い日は続く。
水分補給は大切だけど、ボトルの蓋はしっかりと締めましょう。
おしまい