見出し画像

曖昧母音 [ə](schwa)を発音しているときの器官の観察

曖昧母音[ə](schwa)を発音するときの上唇から首までを観察します。発音するときの各部位のポジション、感覚の確認です。

唇は半開きで、唇の周りのどこにも力は入っていません。
舌の先端は若干反り上がり、舌全体は浅いスプーン状になります。舌の裏側は下顎の内側に軽く接します。
舌の奥には、わずかに下方向の圧を感じます。医者に喉を診られるとき、ヘラで舌の奥を押し下げられる感覚です。
首の前側、喉周りの筋肉は前方向に向かって緊張し、膨らむ感覚があります。男性の喉仏、女性の相当部位は下がります。
下顎は顎関節から下方向に引っ張られるように下がります。美味しさを表現して「ボーノ」と言うときのポーズのように、人差し指の先を頬のうえから上下の奥歯の間に差し込んだときの、下顎の位置と顎関節の感覚です。

つまり、息で手のひらを温めるとき、上唇から首までの器官は、口腔の奥を広く保持するための状態となっています。
口腔内で効率よく多くの息を温めようとするため、私たちは自然とこうしています。
また、肺からの緩やかで太い息の流れを邪魔しないように、声帯は適度に伸びています。
この状態は、曖昧母音[ə](schwa)を発音するときと同じです。


#曖昧母音 #あいまい母音 #母音 #発音 #外国語 #外国語発音 #英語 #中国語 #ベトナム語 #タイ語 #schwa #シュワー #外国語学習  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?