#奥村隆
【読書記録】奥村隆『他者といる技法』、序章「問いを始める地点への問い——ふたつの社会学」を読む
全体要約(Abstract風)同序章は、同書で扱う対象と、その論じ方について書かれている。対象は、題名にもある「他者といる技法」であり、身近な他者について、その他者性(異質性)が現れないようにする、つまり互いが互いを自身の存在証明を脅かすような存在にしないようにする技法を扱う。そうした技法は、常に他者と平穏にいられるという「すばらしさ」と、異質性を抑え込んでいるがゆえの「苦しさ」、そのふたつを持っ
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