Tokyo散歩 Noel Gallagher
かれこれ15年くらい前、土砂降りの雨が降る苗場のステージで、僕と幼馴染はベンフォールズを見ていた。圧倒的で、やっぱりスーパースターはすげえなあと、口から出た当たり前すぎる感想は、隣にいる彼に聞こえる前に雨に流されていった。
帰りの新幹線に乗った時にもまだ服は濡れていて、冷房が効いた車内では2人ともガタガタ震えて鼻水を垂らしていた。翌日はお互い風邪を引いて会社を休んだけど、それでも楽しかった思い出のフジロック。
毎年ラインアップを見ながら、ああまたこの季節がきたのね、と思い出す。そんな2024年の夏。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
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練馬区立美術館で平田晃久さんの展示を観た。平田さんは建築家で、模型やビデオ、インスタレーションが展示してあった。僕は昔から建築模型や設計図などを見るのが好きなので、とても面白かった。この美術館は今回の展示が終わったら休館となり、平田さんの設計による新しい建物に生まれ変わるという。歴史を感じる今の建物も好きだから、最後に来ることができて良かった。
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子どもにはできるだけ栄養があるものを食べさせてあげたいと思っているけど、疲れて食事を作る元気がない時には「早い安い旨い」に助けてもらっている。いつもありがとう。
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僕はあと何回夏を過ごすんだろう。120歳までは生きる予定だからあと80回くらいか。過去最高気温を毎年更新し続けているということは、残る80回の中では今年が一番涼しいはず。暑さは苦手だけど、そう思って、できるだけ毎日出かけるようにしている。
すぐにカフェや日陰で休むのだけど。
Kindle。軽いし、スマホと同期できて、kindleを忘れても途中からスマホで読めてしまう。なんて便利なんだ。しかも辞書が内蔵されていて、洋書でわからない単語が出てきてもタップするだけで意味が出てくるからすらすら読めてしまうのだ。今まで何度も挫折していた洋書だってもう恐くない。これからは洋書もどんどん読んでやるからな。
今年のフジロックの話。今年はAmazonで見られた。
Noel Gallagherが途中からOasisの歌ばかり1時間くらい歌っていた。さすがギャラガー様、ファン心理を良くわかっていらっしゃる。Whatever, Live forever, Don't look back in anger… スマホの小さい画面には到底収まるはずもない名曲達が、僕の感情の芯をぐわっと力強く掴んでぶんぶん振り回していった。夏の暑さで蜃気楼のように霞んでいた僕の意識が、はっきりと輪郭を取り戻したような気がした。
こんなふうにかっこ良い歳の取り方をしたいものだ。
ギターを習おうか。何事も遅すぎるということはないはずだから。楽しんだ方がいいでしょう。僕には夏がまだ80回も残っているのだから。