映画感想文「サウンド・オブ・フリーダム」実話ベースの児童誘拐の真実、なんとかせねばと思う
恐ろしい、ひたすら嫌悪感が募る。
しかし、これは実話をもとに描かれた作品である。見たくない現実がここにある。見なければならない。
アメリカ国土安全保障省に勤務するティム。子供を狙う性犯罪者、およびその予備軍を摘発する仕事である。来る日も来る日もそんな異常者を逮捕する毎日。
しかし、いくら逮捕しても誘拐される少年少女は増える一方だ。児童誘拐は増える一方で、人身売買が当たり前のように行われている現実。
自分の仕事に限界を感じた彼は、全てを投げ合って単身南米に乗り込む。そこが少年少女の供給元となっているからだ。
はたして彼は解決することができるのか。
嘘でしょ?そんなことってある?そんな目を背けたくなる実話が次々出てくる。
しかし性的な場面や悲惨なシーンは出てこない。よって安心して視聴できる。それでもこんな恐ろしいことが現代に起こっているなんて、と背筋が寒くなる。
知ること。それが全てにおける第一歩だと思う。だから、こうやって映画にすることは、多くの人が知るという意味で大変大きな意味がある。
制作総指揮としてメル・ギブソンが名を連ねる。素晴らしい。これこそ有名人のノブレス・オブリージュである。