映画感想文「ドント・ルック・アップ」笑えるけど深淵なB級テイスト映画。スター達が嬉々として演じる
馬鹿馬鹿しいことを一生懸命やる。
そんな「大人の余裕」に憧れる。しかもそこに、あれ?案外深いメッセージが見え隠れしてる、なんてことになったら、最高だ。
まさにそんな、クールなB級映画。
冴えない天文学者のランドール博士(レオナルド・ディカプリオ)は、教え子の大学院生ケイト(ジェニファー・ローレンス)と共に地球を破壊する巨大彗星が迫り来るのを発見する。
ホワイトハウスに行き大統領(芸達者メリル・ストリープ怪演)に対策を講じるよう訴え、人気キャスター(ケイト・ブランシェットもかなり怪演)のテレビ番組で視聴者に語りかけるが…さて、彼らは人類を救えるのか。
ハチャメチャ展開の風刺が効いたブラックコメディ。楽しそうに演じる名優達を前に肩の力を抜き、リラックスして観れる。
めちゃめちゃ笑える。だけどふと、あれ?こういうこと?と深遠なテーマにぶち当たる絶妙さ。
Netflix配給の最近流行りの映画館同時上映。他にもティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデと豪華キャストが出演。
「笑えるけど深遠」な作品、ヒットしたテレビドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」にもテイスト類似。おすすめです。