映画感想文「マッチング」2時間ドラマ的要素てんこ盛り。どんでん返しも多く見せる映画
何しろ、節操ないくらいにてんこ盛り。
出会い、結婚、不倫、復讐、ストーカー、殺人。
と、ドラマティックな2時間ドラマ要素が2-3個詰め込まれてる。そして何度もどんでん返しが起こる。
あれ?え?これで終わりじゃないの?の繰り返し。
なんで、終わったと思っても席を立ってはダメな映画である。ということだけは最初に伝えておきたい。
そう、何が何だかわからなくなり整理必要になるくらい何度もどんでん返された。
てことで、結論。
何気に面白かった。
ウェディングプランナーの輪花(土屋太鳳)は、恋愛に奥手。友人に勧められ渋々とマッチングアプリに登録するが、そこで出会った吐夢(SnowManの佐久間大介)に付き纏われ‥というストーリー。
佐久間大介が日頃の天然の明るさを封印。何考えてるか掴めない暗いオタクを好演。なかなかやるなー、と感心した(ではあったが、できることなら次回は彼の天性の明るさが発揮できる役を期待したい)。
ストーリーが輪花の話だけではなく、父親(杉本哲太)も絡め、世代を超えた話になっており、なかなか見応えある凝った作りであった。
いやー、そこまで都合よくいかないでしょ。偶然過ぎるでしょ。などツッコミどころは満載ではある。だが、2時間ドラマと思えば頷けるし、結構楽しめた。
いろんな俳優さんが登場。メインの土屋太鳳も佐久間大介もとても頑張ってる。
が、最も記憶に残ったのは、出番わずかの斉藤由貴。
この人ほんとにすごい。これ見た人とひとしきり斉藤由貴について意見交換を希望。それくらいこれについて語りあいたい。一瞬なのに場をさらった凄さに驚愕した。
この人、若い頃はあまり感じなかったが、年齢を重ねるに連れ、大竹しのぶ級の凄い女優に近づいてる。最近気になってる女優さんだ。
ということで、映画館で堪能できる映画。だが、エグい残酷シーン多いのでお子さんは気をつけて。それのみ、唯一要注意である。