映画感想文「劇場版モノノ怪 唐傘」画像や音楽が華やかで楽しめた。半沢直樹と同じに感じた
2000人もの女達が同じ目的に向かい邁進する。
江戸時代の大奥。女の園とか色々言われるが、ポイントはそこではない。性別ではないのだ。組織のために個人が犠牲になる。というのが特徴で、ミソである。
将軍の後継を作る。全員が一丸となってそれを目指す。
ある意味昭和のサラリーマン以上に、そこにいる人々が個を殺し組織のために働くことを強要された場所。
その歪みやそこからくる怨念を描く本作。
まあ、場は違うが言ってみれば半沢直樹と似たようなものだ、という感想である。
ゴージャスな画面、切り替えの早い展開、リッチな音楽、いずれも楽しめた。華やかで映画館でみる映画であった。原作未読でも問題なし。
(未読のため行間を理解してないところはあるかもしれないが、未読でも映画自体は楽しめる作品である)