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映画感想文「RM: Right People, Wrong Place」予想を覆される素朴さと真面目さに好感度高し
予想を覆された。
韓国には疎い。そんな私でも、男性ヒップポップグループの「BTS」の名前は知ってる。周りに推し活してる人が沢山いるから。
そのリーダーである、キム中ナムジュン、通称RMのドキュメンタリー映画。
いや、どうなんだろーと躊躇したが、評価高いため興味持ち、視聴。
もっと派手でスカしてるのかと思ってた。なのに、素朴で等身大の30歳でびっくりした。いい意味で普通の生年であった。
ソロでのセカンドアルバム制作を追っかけたドキュメンタリーということもあり、他メンバーは出てこない。彼ひとりとそれを取り巻く制作関係者たち。日本での撮影もあり、日本で寛ぐ彼をみることができる。
インタビューもところどころ入っているが、悩みを吐露したり、試行錯誤を語ったり、気分が落ち込むなんてマイナスなことをさらりと語ったり。
正直で真っ直ぐな、迷える青年であることに好感を持った。
個人の好みの問題だが、途中で流れるラップ音楽には興味なし。それでもRMという人には興味を持った。
韓国アイドルは見た目も日本人からみて親近感あるし、こういう等身大なところが人気ある所以なんだろうなと思った。
ただし、彼のような有名人でキャラありき、だから成り立つドキュメンタリーである。本来は、もう少しテーマや切り口を明確にした方が楽しめたかも。あえて素材である彼の魅力にフォーカスするための作り方と思うが、そこは惜しい。
やっぱりドキュメンタリーって奥深い。2025年はドキュメンタリーをもっと深掘りしたい。