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映画感想「ヒットマン」グレン・パウエルの七変化が楽しめる娯楽作。軽く楽しめておすすめ

オンからオフへ。

そんな金曜夜にぴったりな映画。

冴えない大学教授ゲイリー(グレン・パウエル)。恋人も友人もいない社交生活ゼロの暮らし。2匹の猫と同居、毎日同じ時間に決まった食事をとる地味な生活を送っている。

心理学を教えているが、研究の一環として副業で殺し屋を演じ、警察のおとり捜査に協力している。

ある日、夫の殺人を依頼してきた人妻マディソン(アドリア・アルホ)。殺し屋ロンとして彼女に出会ったゲイリー。あらぬことか、段々と彼女に惹かれていく。

更に、スマートで社交的なロンを演じてるうちにゲイリーの毎日が輝き始める。

演じていればそれが自分になる。悲しい時には笑え、という格言を思い出す。演じることでそれが本物になる。そういうことはきっとあると思う。

ドタバタの中にそんな哲学的な真実がチラリと除く。そんなライトでバランスの良い作品。

しかし、グレン・パウエル。「トップガンマーヴェリック」の生意気ハングマン役。これで初めて認識した俳優であるが、以降絶好調の売れっ子だ。

今年になってから「恋するプリテンダー」「ツイスターズ」ときて本作で3作目。カッコ良すぎない二枚目のため、汎用性高い。本作でも冒頭の冴えない役が本当に冴えなくて。ハリウッド俳優のオーラの出し入れ、本当に凄いなーとしみじみ思った。

スカッとしたい時におすすめ。

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