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映画感想文「映画マイホームヒーロー」予告とは違うテイスト。勿体無い。それなりに良かった
もったいない。
そういう映画が年に何件かある。
予告で良さを伝えられてない。ならまだしも、予告で実際とは違う映画であるかのようなメッセージが伝わるケース。
この映画もそうだった。
予告編見る限りこの映画は選ばないと思ってた。内容がちょっとグロそうだし、予定調和のドタバタコメディだろうと。
絶対見ないわーと、公開以来避けてきたが、観た人の感想を読んで「あれ?予告編よりも期待できる?」と思ったので視聴。
確かに予告とは違うテイストであった。家族愛、特に親の愛を描いた作品で伏線とかも割としっかりしている。予定調和で先が読めるストーリーなのはその通りだったけど、そう悪くない映画だった。
これ、確実に予告が違えば2-3割増しではお客さん入った作品だと思う。なにしろ、佐々木蔵之介、木村多江の芸達者ベテランに、いまが旬の若手俳優達が出ている。
しかも人気漫画でテレビでも放映していた作品である。認知度あるだけにポテンシャルもあったはず。つくづくもったいない。
7年前に家族を守るため、半グレ組織メンバーであった娘の彼氏を殺してしまった鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)。うまく罪を逃れ、妻(木村多江)と、娘(齋藤飛鳥)、幼い息子と4人で平穏に暮らしていた。しかし、ある日突然、その平和は破られる。
またしても危機に直面した哲雄。今度はどうやって家族を守るのか。
芸達者の鳥栖夫妻はもちろん、出色は刑事を演じた大東俊介。この人こういう掴みどころない役がうまい。忘れられない強い印象を残す。
また半グレ組織のボスを演じた津田健次郎。こちらもさすが引っ張りだこのベテラン、やはりうまい。しかしどうも「レオン」の悪役ゲイリー・オールドマンを彷彿とさせるキレっぷりで二番煎じ感否めず(私だけかもしれないが)。
齋藤飛鳥はひたすら可憐で可愛かった。
ということで、予告よりは面白い映画であったことをいちおう記載しておく。