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映画感想文「うちの弟どもがすみません」なんだかんだ楽しめる若者ホームドラマ
なんだかんだ楽しめた。
若者わちゃわちゃ物語。
母ひとり子ひとりで育った高校生の糸(畑芽育)。母の再婚で急に4人の弟を持つことになる。
ぶっきらぼうで無愛想な長男源(佐久間龍斗)、大人な次男洛(那須雄登)、引きこもりの三男柊(織山尚大)、人懐っこい四男類(内田煌男)。
それぞれ個性的な弟たちに囲まれて張り切りお姉ちゃん生活がスタート。女の子が憧れるシチュエーションである。
こんなにイケメンばかりの弟たちなんてないでしょ、というツッコミはさておき。
案外良かったのは、赤の他人がぶつかりあったり分かり合ったりしながら家族になっていく様がリアルでほっこりする。また長男でそうだよねー、末っ子ってそうだよねー、という、兄弟構成あるある。が随所に溢れてて共感できる。
変に恋愛要素盛らずに最低限に絞りホームドラマ仕立てにしたのは正解。
またやっぱりいいわーと思ったのは、糸の幼馴染役の前田旺志郎。
さすが芸歴長いだけあって、ちょっとしか登場しないが安定感ある演技でホッとする。こういう、主人公の女の子の彼氏ではない幼馴染役が、本当にピッタリ。こんな男友達がいたらいいなと誰もが思う誠実で安心できるキャラクターである。どんな物語にもこういう役ってあるから、仕事途切れない位置にいるよなーと毎度見るたび思う。
ホームドラマって安心して見ることできて好きだ。
そしてこの手の若者映画で気付くのは、アップの多用が多いこと。どアップでも耐えうる肌、目鼻。男女問わず、生命力みなぎり美しい。いくら修正しても年齢を重ねるとそうはいかないのである。それが若いということだと、どアップ見る度に、しみじみ思う。