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映画感想文「レディ加賀」若女将達のわちゃわちゃが眩しい。小芝風花は踊れる女優だ

テーマは良い。

主演の小芝風花のタップダンスも良い。

(もともとやってたのか、この映画のために練習したのか不明だが、なかなか見事であった。踊れる女優なことが判明)

しかし、脚本の緩さが致命的。

まあ、この手の町おこし映画は観光映画と割り切るべきで、脚本どうこうとケチつけるのは余計なお世話なのかもしれない。

石川県加賀温泉の観光誘致のため、若手女将によるダンスチーム「レディーカガ」が結成された。東京でタップダンサーになる夢を諦め故郷にUターンしてきた由香(小芝風花)。彼女をリーダーに、様々な事情を抱えた若女将達が奮闘する。

両親亡き後1人旅館を背負う重圧に押しつぶされそうな者、外国人ゆえに女将として認めてもらえず悩む者、夢破れた由香以外にもみんなそれぞれの状況を抱えている。

そんな若者のわちゃわちゃ感が可愛らしく、葛藤がむしろ眩しい。

こうして悩みに真っ直ぐに向き合うのが若さなんだとしみじみ思う。大人はそんな辛いことはしない。黙って蓋してスルーするのだ。

余談だが、由香の母を演じた檀れいの着物姿が美しく、見惚れた。こういう人がいると物語が締まる。やっぱり若者映画にベテランの存在は必要だ。

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