映画感想文「フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On」この人は特別だ。ステージで歌い踊る姿をみて満足
この人は特別だ。
本当にそう思う。いわゆる美男なわけでもない。でもステージ衣装や髪型や全てひっくるめて、唯一無二。個性的でフォトジェニックだ。
ステージの上で豹のようにくねくねと踊り歌う。その姿から目が離せない。
タンザニアで生まれたファルーク・バルサラ。子供の頃は大人しく内気な少年だったという。しかし自ら付けた名前、フレディ・マーキュリーを名乗るようになり、あっという間にスターへと変身を遂げていった。
デビュー当初はくりっとした大きな瞳が特徴的な長髪で細身の青年だった。それが気付いたら短髪でマッチョな男になっていた。
常に何かになろうともがいていたのか。そんなセルフプロデュースによる変化の幅も魅力的だ。
25歳でクイーンを結成。数々のヒット曲を生み出し、45歳で他界。あまりも早すぎる死であった。
音楽関係者、カメラマンなど、生前の彼と関わり合った人々がフレディを語る。そしてクイーンのメンバーの過去のインタビュー映像。それらを繋いだ49分のドキュメンタリー映画。
映画としての出来栄えは大したことない。それでもフレディという素材の良さで最後まで惹きつける。
マイクを持ち仰反り歌う独特のパフォーマンス。これを見ることが出来た。それだけで、充分に満足である。
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