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映画感想文「インサイドヘッド2」むしろ大人向け秀逸アニメ。自分の中の感情達を抱きしめたくなる

大人が観てもしんみり。

ていうか、むしろ大人向けなアニメ。アカデミー賞も受賞した2015年公開の前作続編。

ライリーは13歳の少女。成績優秀、運動神経抜群、おまけに気立も良いと、三拍子揃った良い子。

両親に愛され、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情達に見守られ、すくすくと育ってきた。

しかし思春期を迎え、彼女を新しい感情達が支配し始める。それはシンパイ(心配)、イイナー(羨望)、ダリィ(無気力)、ハズカシ(恥ずかしがり屋)。いずれも、彼女が今まで知らなかった感情達であった。

無邪気だったライリーが新しい感情達に支配される。それは感情がぐるぐるしたり、足が止まったり。の不をもたらす。

13歳は遠い遠いはるか昔だけど。それでもわかるわかる、と、思うところ多々あり。いろんな感情がせめぎ合いながらも自分を確立しようとするライリーに胸が熱くなった。

そう、人間はそう単純ではない。時には相反するいろんな感情がせめぎ合い押し合いながら私を作ってる。それがとてもよくわかる、元気になれる映画。

よく登場するシンパイの声優を演じてるのが女優の多部未華子。情緒豊かに感情表しており、とてもうまくて驚いた。エンドロールで初めて彼女だと気付いたくらい、自然であった。

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