映画感想文「赤羽骨子のボディガード」華あるラウールと出口夏希に多彩なクラスメイトがスクリーン映える
意外によかった作品。
あらすじは想定通りだし定番な青春映画。
それでも、主演ラウールの映えること、映えること。立ち姿が美しく、そこにいるだけで華がある。アクションも優美で美しい。ハリウッド俳優なみにスクリーン映えすることに驚嘆する。
同じくヒロインの出口夏希。この人もいるだけで華がある。思わずこちらが笑顔になる柔らかさがある。
これは才能だ。演技以前に主演ふたりの華やかさが素晴らしい。
そして多彩なクラスメイトたち。安定感ある演技で間違いない奥平大兼がクラスの司令塔。他にも戸塚純貴、倉悠貴、鳴海唯、中田青渚、長井短など、この1-2年スクリーンで見たことある旬な若手俳優が大勢登場でそれぞれの見せ場が楽しめる。
クラスメイトのそれぞれが自分だけの特技を持ち、それを武器に戦う、という設定。これが案外よい。その強みも、よくぞ考えたよね。という感心するものから苦し紛れ感あるものまで幅広くて。まさに多様性のいまどきな感じを醸し出す。
でも何よりすごいのは土屋太鳳だ。彼女とわからないくらいの厚塗りメイクと変装。での、コメディに振り切ったなりきり演技とちょっとした間に見せる寂しげな表情の落差がすごい。
作品ごとに上手くなってて、本当に良い女優さんだなーとしみじみ思う。
更に「わたしの幸せな結婚(2023年公開)」「マッチング(2024年公開)」「帰ってきたあぶない刑事(2024年公開)」とこの一年映画出ずっぱり。しかも役の幅が広く、チャレンジが素敵だ。
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