映画感想文「チャレンジャーズ」本能ギラギラ想定外の展開で楽しめた。必見の作品
官能的で本能的でギラギラしてる。
そんな作品だ。
誰もが惹かれる強く美しいテニスのスター選手タシ・ダンカン(ゼンデイヤ)。彼女の虜になる、やはりテニス選手の男ふたり。10代で出会った彼ら3人のテニスと恋愛の10年を描く。
ベットシーンや裸は大して出てこない。なのにとてつもなくエロいという。
ふたりの男は幼い頃からのテニス友達で親友だ。ティーンエイジャーの頃からいつもふたり一緒でテニスしたり軽口叩いたり、なんだかんだじゃれあってる。
金髪でベビーフェイスのアート(マイク・ファイスト)は、優しく真面目。支配欲の強いタシに従順だ。一方で黒髪で自由奔放なパトリック(ジョシュ・オコナー)は誰にもなびかない。ある意味クズな行動の数々。それでもいつもタシの心を乱す。
いわゆるタイプの違う魅力的な男たち。恋にテニスに悩むふたりの若き葛藤。本能や感情を制御しきれない生物としての行動。時にそれに悩むゆらぎ。演じ手のマイク・ファイストもジョシュ・オコナーも心の揺れを繊細に表現する演技でめちゃくちゃ好演。
そして身長180センチでスタイル抜群のゼンデイヤ。テニスウェアもハイブランドのリッチスタイルも全てが完璧で美しい。観客も彼女に恋してしまうほど魅力全開。なんていうかそれが、自己演出のうまさも含む、賢さも感じさせる美しさなのだ。
いままでトム・ホランドの彼女、くらいの認識。「デューン」に出てる人だよね。であったが、これからは改めよう。彼女の出演作を観ることにする。
テニスシーンがたくさん登場するが、いずれも力強く官能的。
音楽やカメラワークが新鮮で引き込まれる。いろいろ回収するラストが爽快。
ゼンデイヤ様にひれ伏す作品