映画感想文「ザ・メニュー」グルメを気取る現代人に対する警鐘
アニヤ・テイラー=ジョイが好きだ。
もちろん美人なんだけど、整ってるというより、むしろ個性的な顔。癖になる。妙に惹きつけられて目が離せない。
そして「クイーンズ・ギャンビット」「ラストナイト・イン・ソーホー」など、彼女の個性と合致した役柄での活躍。叫んだり顔を歪めたりの痛ぶられる役が最高にはまる。
そんな彼女とベテラン俳優レイフ・ファインズの共演作。
作品の訴えたいテーマはわかるが、あまり刺さらなかった。それでも豊かな表情で彼女が演じる不安や怒りに魅せられた。唯一無二の不思議な女優だ。
孤島にあるな予約の取れないグルメが集まる最高級のレストラン。有名シェフ(レイフ・ファインズ)が腕を奮う。
男友達とやってきたマーゴ(アニヤ・テイラー=ジョイ)は、ひとり怪しさを覚え逃げ出そうと悪戦苦闘する。さて、彼女は抜け出せるのか。
決して愉快な作品ではない。
彼女を堪能する映画。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?