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映画感想文「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」アイドル映画と思いきや、意外に良かった

アイドル映画と思いきや、意外に良かった件。

真面目な学級委員。学校でも家でも、いつも損な役回りを黙々とこなす茜(あかね)。

自分とは正反対、クラスのみんなも一目置く、自由奔放に振る舞う、絵が抜群に上手い同級生の青磁(せいじ)に惹かれていく。

青磁もまた、彼女の真っ直ぐさに惹かれ、やがて、2人の距離は縮まっていくのであった‥という物語。

そう、よくある物語だ。

原作もあるがストーリーは避けてる、ボーイミーツガールもの。それでもこの映画がなかなかよかったのは2つ。

何がいいって、美術や小道具がめちゃくちゃ可愛くて、フォトジェニックなこと。

茜の部屋は女子の秘密基地、とでもいうようなお洒落なレイアウトでアクセントになる小物があちこちに見え隠れ。見てるだけで楽しい。

また茜がいつも利用してるバス停は街の風景がとても印象的なデザインで作られていたり。

観てるだけでともかく楽しい。

次に、2人の恋愛が爽やかで高校生らしく(いや、中学生らしく、くらいのレベルだけど)プラトニックな香りが漂うのが良い。

全体的に生々しくもベタベタもしてない。

性的というよりも人間として惹かれ合うようなエピソードが積み重ねられるのが好感持てる。

「JO1」メンバー白岩瑠姫が主人公を演じ、茜役は「non-no」モデルである久万田琳加。2人とも好演。

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