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映画感想文「アンダーニンジャ」アクションはすごい。お茶の間ギャグは笑えるが冗長感あり
テレビのバラエティ番組が苦手だ。
私自身の問題である。いや、そうなんだが、それでもまわりにもそんな人は多い。それにテレビの視聴率をみても、そういう人が増えてる気がしてる。
タイパという言葉もあるように、ダラダラ長いのが苦手な世の中になってきてるのか。
そもそもテレビから主権を奪いつつあるYouTubeは、20分から30分の動画がメインだし。昨年ヒットした映画「ルックバック」は60分の映画だった。
そういう意味で、さしてストーリーがあるわけでもないコメディ、この手の娯楽作はもう少し短い方が締まるのではないかと思う。
第二次世界大戦後に進駐軍によって、解体された日本のニンジャ。消滅したかに見えたが実は裏で生きながらえ、活躍していた、という物語。彼らはアンダーニンジャと、呼ばれている。ということで、そのひとりである、雲隠九郎(山﨑賢人)の活躍を描く。
福田監督らしいお茶の間ギャグ満載のコメディである。それが長いのだ。いや、一昔前なら良かったのかもなのだが、今はこの内容とボリュームは冗長感ある。これは私だけなのか。
ちなにアクションは素晴らしい。なにしろ主演も山﨑賢人である。外すわけがない。また、彼以外の俳優陣、岡山天音、白石麻衣、間宮祥太朗、が良かった。
またアクションはなしだが、アパートの住人役で出てくる、木南晴夏。独特の蓮っ葉感と、ゆるさ(and色っぽい)がめちゃくちゃ良い。冬のテレビドラマ「ホットスポット」でも脇ながらいい味出してるが、唯一無二の女優さんだと本作でも確信した。