
映画感想文「駒田蒸留所へようこそ」元気になれること請け合いのお仕事アニメ
25歳で5社目。
何をやっても続かず「向いてないわ、俺」を繰り返してる高橋くんが、ひょんなことから仕事に向き合い成長していく物語。
ニュースサイトのライターの高橋光太郎は、上司から父の後を継いで家業の駒田蒸留所の社長となった、ルイの取材を命じられる。
ウイスキーにも仕事にも興味のない光太郎。
手を抜いた仕事ぶりで周囲に迷惑をかけるわ、ルイからも叱責を受けるわ、崖っぷちな状況。
入社したばかりなのに、いつ辞めようか考える毎日。
しかし、家業の再建に全力をかけ、次第に周囲をも巻き込んでいくルイに刺激を受け、いつしか仕事の楽しさを見出していく。
高橋くんのスタンスや呟きが、いかにもありそうなリアルな感じで笑える。こんな風にぼやいてる人、沢山いそうである。
結局は、目の前の仕事へ真摯に取り組んでるうちに、道が開ける、ってのが良い。
正に、キャリア理論で有名なクランボルツのプランドハップンスタンス(Planned Happenstance)だ。
元気になれること請け合い。
疲れた週末に最適な作品である。