映画感想文「違う惑星の変な恋人」こういう人いるわ〜と間違いなく笑える映画。

何度も声をあげて笑った。

疲れ果てヨレヨレの木曜日。

真っ直ぐ帰ろうか迷ったけど、より道して映画観て大正解。思い切り笑って心がほぐれた。

美容師のむっちゃん（莉子）とグリコ（筧美和子）。お互いにライブ好きで同じバンドを好きなことから仲良くなる。

しかし、性格は正反対の2人だった。

見た目は可愛らしいが空気読めず、彼氏も友達もいないむっちゃん。でも、いつも正直で真っ直ぐ。駆け引きはない（が、天然で結果として駆け引きになっていることもあり、同性にムカつかれるパターン）。

大人だが複雑な女心を持つグリコ。言ってることと本音が裏腹でちと面倒。だけど社会性もあり、世の中うまく渡って行けそう。機嫌いい時はよき友人で頼りになる。

ある日、グリコは別れた後も復縁を迫られている元カレのモー（網啓永）をむっちゃんに紹介する。そしてグリコもまた友人のベンジー（中島歩）をむっちゃんに紹介する。

やがて始まる女2人と男2人の複雑な恋愛関係。

恋愛が始まるかも、という最初のドキドキ。思い切り駆け引きしてるずるい場面。ちょっとしたやり取りに心惹かれていく瞬間。

こんなあれこれが、リアルに描かれてる。誰もが身に覚えあり、クスリと笑えること間違いなし。

何しろ配役が4人ともぴったり。更に脚本が良く、会話が面白い。あー、こういう人いるわーと4人ともに現実感ある人物像で、笑えた。

特にベンジー役の中島歩。女にだらしない小狡い男を好演。いるわ、こういう人、っていう手触り感がすごい。彼の持ち味が全開。

しかし、人の気持ちほど図れないものはない。まあ、だからこそ、人生面白いのかな。

気軽に観てリフレッシュできる映画でおすすめ。