ご近所のお兄ちゃん的ヒーローてホントはどんな人だったのよ?(黄飛鴻)
昨日、私が初めて観たジャッキー作品の記事を書かせて頂きました
が、
ただの思い出話で終わらせるつもりはないよ!
むしろここからが本番やぞw
ジャッキー・チェンの人気って、まさしくこの「ドランクモンキー酔拳」で
爆発したわけなんだけど
ここから少し掘り下げていこうじゃないの
彼が演じた役はどういう背景を持っているのか
まず、日本人の方でどのくらいの方がご存知なのでしょうか
彼が演じた人、黄飛鴻(ウォン・フェイホン) 吹き替えなどではコウ・ヒコウと称されてるのかな
実は黄飛鴻は実在した人物です。
劇中に登場するお父様、黄麒英(ウォン・ケイイン)←こちらも実在の人物と共に洪家拳(こうかけん)の使い手で、若い頃は武者修行にあちこち行ってたとか。
とんでもなく強かったらしいです
その時他にも武術に優れた人がいらして、その方たちをひっくめて「広東十虎」と称されていたようですね。
ハイ!ここ!「広東十虎」試験に出ます!!>なんの
あとですね、広東十虎にはお父様の黄麒英と、劇中にも登場するデンジャラス師匠、蘇化子(=蘇乞兒)の名前も入っております。
でも史実としては、黄飛鴻は蘇乞兒からは武術を教わっていないという事のようなんですけど。。。
だって近くにめっちゃめちゃ強いお父様おるし、黄飛鴻自身は13歳にして「少年英雄」と称されるくらい強かったようですもん。
やがて父の死に伴い、父が経営していた漢方薬局兼拳法道場である「寶芝林」の跡目を継ぐ ーWikipediaよりー
黄飛鴻は優れた武術家であると同時に、町のお医者さんでもありました。
この辺りは「酔拳2」を思い出して頂けるとわかりやすいかな~ ※実在の黄飛鴻は、朝鮮人参をあんな事せえへんと思うけどもw
黄飛鴻の没後、彼を英雄として称えるような小説や武勇伝が広まり、色々な人が黄飛鴻を主人公を演じて数多くの映画が製作されてます。
演じたのはジャッキーだけじゃない
関徳興(クワン・タッヒン)という方が主役で最初に作られた作品「黄飛鴻傳上集・鞭風滅燭」があるんですが、この方(関徳興)もめちゃめちゃ人気あったようですね。>第二次世界大戦(~1945)後である1949年に制作されてるのにもびっくりですよ。
「スカイホーク鷹拳(1974)」関徳興が69歳の頃に演じた黄飛鴻。サモ・ハンやウォン・インシック、ノラ・ミャオなども出演していて超豪華。
黄飛鴻の没年は1925年のようなので、約四半世紀後には映画化されているという。すごいお人やね
私たち的にはジェット・リーが主役の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズが馴染み深いかな~
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明(1991)」
ジェット・リーの黄飛鴻。ユン・ピョウも出演。ケント・チェンが良い味を出しています。ラスボス的な存在は笑拳のラスボスでもおなじみサム・ヤイクン。
しかし皆さん英雄と称されるべく品行方正、ザ・ヒーローという感じで演じていらっしゃるというのに!
それなのにだよ!
ジャッキーが「ドランクモンキー酔拳」で演じている黄飛鴻ときたら
喧嘩っ早く、町のチンピラとつるんでいて父親にも手が負えない天狗の鼻が伸びに伸びきっているヤンチャ息子
……どこをどげんいじったらそうなるとかね?(鹿児島弁)
もうそれだけでもおもろいw
良く映画化許したな案件w
でもですね。だからこそ
ジャッキーにしかできない黄飛鴻を作り上げる事ができたんですよ。
こうやって並べてみると、全く違う黄飛鴻像なのがわかりますね。面白いな~
次回はようやく作品(ドランクモンキー酔拳)の事について書けるかな~
お楽しみに!
読んで頂きありがとうございます(^^)
私はジャッキー・チェンを良く知らない、最近知ったばかりの方へ向けて記事を書いていきたいな~と思います。 メリケンコさんのYouTubeで訳詞を提供しております。そちらもどうぞ https://www.youtube.com/c/moriatomerikenko/videos