妄想爺のとんでも史観 (20) 最優先
妄想爺のとんでも史観 (20)
最優先
人は生きていく為に必要な事の優先順位。
生き残る事。
生き続ける事。
暮らし続ける事。
阻害要因を排除する事。
危険予知や危険回避をする事。
生き残る事。
昔からこの国で多くの命が失われる原因は、自然災害、病気、事故、争いだと思います。
自然災害。毎年のように雨が多く降り続けます。梅雨、台風、集中豪雨。雨が降り続ければ、川は溢れ、山は崩れ、家は飲み込まれたり、流されたり。
雨以外には、風、竜巻、地震、火山、日照り、干ばつ、昆虫の大量発生、とかあります。
病気。一度に多数の人が襲われる病気と言えば、感染症。
事故。自然現象に起因する事故以外では、大量輸送時の遭難や接触とかでしょうか。
争い。人と人、村と村、地域と地域、国と国。自己利益の保全と新規利益の奪取に対する疎外者の排除、独占の為の競争相手の排除。
生き続ける事、暮らし続ける事、 阻害要因を排除する事、危険予知や危険回避をする事、そうやって先人たちが繋いできた今が、我々です。
大陸などは、自然災害ももちろんありますでしょうが一番の要因は、人 ではないでしょうか?
災害や病気で生きるか死ぬかの瀬戸際では、安全な場所や食物を譲って貰おうと、お願いから始めると思います。
拒絶されると盗み、奪い、見つかると争い、生き残る。そうやって命を繋いできたと思います。
この国もそういう事はあったでしょう。しかし、明日もっと恐ろしい自然が襲ってきたら、好まない相手でも助け合って生きなければなりません。
個人の貯えだけでは対応できないとなれば、リーダーや村や国で備蓄をして貰おうとするでしょう。僅かでも自ら差し出す人もいるでしょう。出さない人もいますが、いざとなった時に助けてくれないと考えたら、出すと思うのです。
生きるための優先順位が、この国と他国とでは少し違ってくるのは仕方ありません。
この国の現状を憂う時、「諸外国では、、、」、自身の意見を推すとき、相手を非難するときは「こんな国、他にはありませんよ。」、、、
それはそうですけど、、、と思ってしまいます。
この国の人は自己主張が足りない。とよく耳にします。それが何か?
いつまでこんなことやってるんだ。遅れている。と国外に暮す方の記事も目にします。
今を生き抜き、明日からを生き続け、その先も暮らしを保ち、子供たちの未来を確固たるものにする為に、最優先とするのは、
和 だと思います。
わ ではありません。やわらぎ、なごみです。怒らない事と解釈しています。
聖徳太子も一番初めにおっしゃっています。
第一条、和を以って貴しと爲し忤ふこと無きを宗と爲す……。
「やわらぎをもってたうとしとなしさがふことなきをむねとなす……。」
それを四魂で、和魂(にぎみたま) としています。
最優先は、和魂(にぎみたま)。怒らない事です。
「怒りをぶつけましょう!」と、街頭で叫ぶ人を私は信用出来ません。
仕事だからなぁ〜、、、と思う位です。
ではまた、お会いしましょう。
ごきげんよう。
やまとやじろべえでした。
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