帰省して色々なものをもらってきた話
母が1ヶ月入院することになった。父の様子を見に行くために昨日は実家に帰省した。父は元気だし実家のすぐ近くには姉夫婦が住んでいるのであまり心配はしていないけど姉は3人目の子どもを産んだばかりで忙しいかな…とか色々思ったもので。
帰ってみると父がソファでぼーっとしていてちょっと心配になった。話しているうちになんとかひとりで家事をこなしていることが分かってほっとした。帰省するといつも母とばかり話していて父とはあまり話さなかったなぁ、と思いつつ、昨日は父と色々な話をした。買い出しにも一緒に行った。幼い頃、スーパーで売られている総菜が嫌いなんだと思っていた父と総菜の話で盛り上がり、なんだか不思議な気持ちになった。
物置に父の知り合いが作った里芋が大量にあったのでちゃっかり頂いてきた。
里芋は子どもの頃よりも大人になってからのほうが食べるようになった。数年前から里芋とネギのお味噌汁にはまり、11月になるとよく作る。今回は姉から「甘味噌や生姜醤油で食べると美味しい」と言われたのでタレを作って食べてみることにした。
私の中で芋=高カロリーというイメージがあって里芋もそうなのかなぁと思っていたけど、里芋は食物繊維が豊富で水分が多いので芋の中では最も低カロリーなんだそう。たんぱく質やビタミンB群、Cなどを含んでいるので栄養価が高いらしい。
里芋を調理しているときにあのヌメヌメで手が痒くなり困った記憶がある。なので里芋の調理は実は苦手。土付きのまま水から15分くらい茹でた後、里芋を水で冷やして皮を剥くと痒くならないみたいなので試しにやってみることに。
皮はつるんと剥けて、手は全く痒くならなかった。(ヌメヌメにはガラクタンという成分が含まれていて、脳細胞を活性化させ免疫力を高めてくれる効果があるらしい…!ヌメヌメ!すごい!)
茹でている間に準備したタレ。
実家で貰った里芋は身がしまっていて美味しかった。甘味噌は優しい味がしてどこか懐かしい気持ちになった。しかし里芋を食べているのに何故かじゃがいもを食べているような気がしてきて…。そういえば祖父が畑で作ったじゃがいもを食べるときいつもこの甘味噌で食べていた。だから甘味噌=じゃがいもという錯覚が起きてしまったのかもしれない…。個人的には生姜醤油が好き。生姜の香りの後に里芋の香りがやってきて、甘さがないせいか里芋の味が際立つような気がした。酢味噌は思いつきで作ったのでまずは酢味噌の味を改善したほうがよいという印象。
12月には母は退院する予定だけど、その後も治療は続いていく。日記を読み返すと書いてあるのは妊活のことと母のことばかり。行き場のない感情を押し込めたままにしておくのはよくない。どこかで吐き出さないとしんどくなってしまう。旦那に話せば聞いてくれるけど、聞かせすぎてしまうのも申し訳なくて。だから日記を始めてよかった。日記がなかったら、パンクしていたかもしれない。
今回帰省して、父と姉が日常をひとつひとつこなしている姿を見て、なんだか元気を貰った。私はいつも貰ってばかりな気がする。
今は立ち止まらず、目の前にある日常をこなしていく。母がそうしてほしいと話していたから。
里芋以外に貰ったもの。
帰省して色々なものをもらってきた話でした。
⁂参考図書⁂