【日記】最近読んだ本
おすすめとかではないけど最近読んだ本の感想の書き散らしです(この記事は読まなくていいやつです)
ノンフィクション
ネット記事やYouTubeでしか知らない「食人鬼」ジェフリーダーマーが父親の視点から語られるとこうもただの危なっかしくて繊細で脆い子供でしかないのか、と悲しくなった
父親が自分にも狂気の種は確かに眠っていたけれどそのルートは奇跡的に回避できていまここに居るだけで何かボタンの掛け違えがあれば自分も同じだったかもしれないと息子を突き離さずにずっと寄り添う姿勢があったのが印象的だった(建前かも知らんけど)
動物の骨を見てわくわくするのは私も分かる
子供の頃は残酷なことを妄想しがちだったし
狂気と正気を分けるのはほんの薄皮一枚なんだろう
ノンフィクション
こんなヤバい奴に遭遇してしまうのほんま災害やん…と思った こわすぎる 自衛??むりやん
最近アマプラで『シャイニーハッピーピープル』というカルト宗教組織絡みのドキュメンタリーや、カルト村に住んでた人のエッセイとか読んで色々思うところがあったので、この犯人の生い立ちに少しだけ同情するところもなくはなかった(だからと言って、という話です)
翻訳だからなのかこういうノンフィクション特有なのか分からんけど読みづらいなぁという印象
出てくる警察の人たちの手際が悪過ぎてムキー!ってなる シン・ゴジラの逆 最後まで消化不良
美人でおっぱいが大きくて清楚でおっちょこちょいで人見知りだけど何故か僕にだけは心を開いてくれる年上のお姉さんなんて都合のいいものがあるか!!!!!というラノベアレルギーのせいで食わず嫌いしてたけど読んでみたらめちゃ面白くて睡眠時間削って夢中で読了してしまった
私はこれまで本が好きだと思ってたけど、本のことを全然知らなかったし知る気もなかったんだな、、、、と自分の浅はかさとお調子者っぷりが恥ずかしくなってしまった
これからは流れ作業的に読むんじゃなくて、もっと一冊一冊を色んな視点でじっくり楽しみたいと思えた
本を好きになれる本
ノンフィクション
死刑制度については反対とも賛成とも思えないほど思考停止していた分野(そういうことばっかり)だったけど、「こういうのはやめた方がいいんじゃないか…」って読んでる途中から思えてきた(読者にそう思わせるための本なのかどうかは分かりません)
死刑が執行されて幸せになる人って確かに誰もいないのかもしれない
一番印象的だったのは、作中の語り部でもある住職の被曝体験の、光の雨が床に跳ねる描写
親の影響で浄土真宗に悪いイメージを持ってたけど私の想像してた教えと全然違ってて、歎異抄も読んでみたいなと思った
爽やか名作SF
いやほんと、これ読む前までくらーーーーい悲しいつらい話ばっか読んでたからあまりのすべてが丸く収まるハッピーエンドさが気持ち良過ぎて痺れて泣いちゃった えーん
いまの私の倫理観的に物申したい部分も正直あるけどもういい!!!!おめでとう!!!!!勧善懲悪!最後に愛が勝つ!それで良い!
これ、、、、ミステリーだと思って読まない方がいい
こんなしんどい読書体験ないってくらい、ひと段落読む毎に心がギュッッッッッて雑巾絞りされてキツかった
めちゃくちゃ面白いから早く読みたいけど心がしんどいので休み休み読んだ 読了後は翌日まで引きずった
この作者の本を読むのはこれで2冊目だけど、こういう私の父親みたいなガサツで不潔な中年親父の健気さやいじらしさを描くの絶妙過ぎてほんとしんどいと思った またいつか再読したい
1冊目の時よりキツかったのが、主人公が自分と年齢が近かったのと、主人公がジンジにとる態度が私が思春期の頃に父親に対してとってた態度と似てて(私は蹴飛ばしたりはしてないけど)都度都度父親のくたびれて寂しそうなはにかみを思い出しては息の吸い方を見失いそうになった
ジンジが主人公へ向ける愛情の根っこは母への思慕なのに、ジンジと主人公の関係が我儘な娘を見守る不器用な父親のそれで、その歪さも泣けた
実写映画もあるみたいなのでそのうち観てみたい